浜松医科大学 医学部看護学科 推薦入試 プレゼン対策

  • 2026/08/23
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浜松医科大学医学部看護学科推薦入試プレゼン対策・過去問・面接・小論文解説

浜松医科大学看護学科の推薦入試|プレゼン予想テーマ30選

ここからは、浜松医科大学医学部看護学科の学校推薦型選抜を想定したプレゼンテーションの予想問題を紹介します。

浜松医科大学看護学科は、求める学生像として「倫理観」「協調性」「論理的思考能力」「科学的好奇心」「社会情勢への関心」「人々の健康・福祉への貢献」などを掲げています。

また、高校卒業までに、自分の考えを適切に表現する力、社会情勢を理解する力、物事を論理的に捉える力などを身につけることを求めています。

そこで、これらの評価軸から逆算して、本番で問われても対応できるよう30テーマを作成しました。

一つ一つの模範解答を覚えるのではなく、「初めて見た問いから自分の考えを組み立てる」ために使ってください。


予想1 医療現場で生成AIを利用することについて、あなたはどう考えますか

非常に優先度の高いテーマです。

便利だから使う、間違える可能性があるから使わない、という二択にはしません。

情報整理や業務効率化という利点がある一方、誤った情報、個人情報、責任の所在、人間による確認などの課題があります。

最後は「AIを使うか使わないか」ではなく、「どの部分を人間が担うべきか」まで考えてみましょう。


予想2 AIが発達しても看護師にしかできないことは何だと思いますか

予想1と似ているように見えますが、問われている内容は異なります。

こちらでは看護そのものを考えます。

患者の表情を見ること、声の変化に気づくこと、身体状態を観察すること、不安の背景を確認すること、その人の価値観を理解することなど、看護師の役割を具体的に考えてください。

「寄り添うことです」だけでは説明不足です。


予想3 看護ロボットの導入によって、患者にはどのような影響があるでしょうか

医療者の負担軽減だけを論じないことがポイントです。

移乗や搬送、見守りなどを機械が補助することには利点があります。

一方、看護師が患者に直接関わる時間が減れば、その場で得られていた情報を見逃す可能性もあります。

患者側から見たメリットとデメリットを考えます。


予想4 SNSで得た医療情報を信頼してもよいでしょうか

「SNSは危険」と決めつける必要はありません。

医療機関、行政、公的機関などもSNSで情報発信しています。

問題になるのは、発信者、科学的根拠、広告との区別、個人の体験談と一般化できる医学情報との違いです。

情報そのものより、「どのように確かめるか」を説明できると内容が深くなります。


予想5 インフルエンサーが健康や美容に関する情報を発信することについてどう考えますか

高校生にも身近な題材です。

発信する自由だけでなく、影響力が大きい人が誤った健康情報を広めた場合の問題まで考えてください。

受け手側に情報を見極める力が必要なのか、発信者にも一定の責任があるのか。

複数の方向から検討できます。


予想6 患者がインターネットで調べた治療法を希望した場合、医療者はどう対応すべきでしょうか

患者の希望を頭から否定するのも、すべて受け入れるのも適切とは限りません。

なぜその治療を希望しているのか。

どの情報を見たのか。

現在の治療について十分な説明を受けているのか。

こうした背景を確認してから考える必要があります。


予想7 一人暮らしの高齢者が増える社会で、看護師にはどのような役割が求められるでしょうか

病院内の看護だけで考えないことが重要です。

服薬、食事、転倒、認知機能、孤立、経済面、緊急時の連絡先など、退院後には多くの問題が起こり得ます。

患者の疾患だけではなく「その人がどこで、どのように生活するのか」まで考えてみましょう。


予想8 認知症の患者本人と家族の意見が異なる場合、何を大切にすべきでしょうか

「家族の意見に従う」と即断しないこと。

認知症があることと、自分の意思を全く示せないことは同じではありません。

本人が何を望んでいるのか、どの程度意思決定できるのか、家族はなぜその選択を望むのか。

一つずつ整理する必要があります。


予想9 在宅医療が増えることで、患者と家族にはどのような課題が生じるでしょうか

患者にとって自宅で生活できることは大きな利点になり得ます。

しかし、介護を担う家族には身体的・精神的な負担が生じる場合があります。

患者だけを看護の対象として見るのではなく、家族を含めて考えられるかがポイントです。


予想10 住んでいる地域によって受けられる医療に差があることについて、あなたはどう考えますか

地域医療を考えるテーマです。

医師や看護師の偏在、交通手段、高齢化、専門医療へのアクセスなど、原因はいくつも考えられます。

「どこでも同じ医療を受けられるべきだ」という理想だけで終わらず、現実的な方法まで考えましょう。


予想11 看護師不足を解決するためには何が必要だと思いますか

単純に「看護師を増やす」と答えて終了しないようにします。

人数を増やしても離職が多ければ解決しません。

業務負担、教育、勤務環境、ICT、他職種との役割分担など、複数の要因を考える必要があります。


予想12 看護師の仕事の一部を他職種や機械に任せることについてどう考えますか

これからの医療では役割分担が重要になります。

ただし、効率だけで考えるのは危険です。

「誰が行ってもよい業務」と「看護師が患者を観察する意味が大きい行為」を分けて考えると、看護について一段深く論じられます。


予想13 チーム医療の中で自分と他者の意見が対立した場合、どのように行動しますか

「話し合います」だけでは足りません。

相手がなぜその判断をしたのか根拠を聞く。

自分の意見も理由とともに説明する。

そして最終的には「患者にとって何が必要なのか」という共通目的へ戻ります。

協調性と論理性の双方が問われるテーマです。


予想14 看護師にコミュニケーション能力が必要なのはなぜでしょうか

頻出しそうな基本テーマですが、回答によって大きな差が出ます。

患者と仲良くなるためだけではありません。

症状を聞き取る。

不安を把握する。

必要な説明を行う。

医療者同士で正確に情報を共有する。

コミュニケーションは患者安全にも直結します。


予想15 患者本人と家族が異なる治療を希望している場合、医療者はどうすべきでしょうか

どちらか一方をすぐに選ばないこと。

本人と家族がそれぞれ何を大切にしているのか、なぜ意見が違うのかを把握します。

治療への理解度や意思決定能力も関係します。

倫理的な問題を一面的に判断しない力が必要です。


予想16 終末期の患者が積極的な治療を望まない場合、その意思をどこまで尊重すべきでしょうか

本人の意思を尊重することは非常に重要です。

しかし、その意思が十分な説明を受けたうえで示されたものなのか、不安や一時的な感情によるものなのかも考える必要があります。

医療者が「決める」のではなく、意思決定をどのように支援するかという視点を持ちましょう。


予想17 人生の最終段階について元気なうちから話し合うことをどう考えますか

ACPにもつながる内容です。

「死について話すのは縁起が悪い」という考えを持つ人もいます。

一方、本人が意思を示せなくなったとき、あらかじめ希望を共有しておくことが本人や家族の助けになる場合があります。

価値観の違いまで考えられるテーマです。


予想18 出生前検査を受けるかどうかを迷っている人に、医療者はどのように関わるべきでしょうか

医療者自身の価値観で「受けるべき」「受けない方がよい」と決めないことが重要です。

検査で分かること、分からないこと、その後にどのような選択肢があるのか。

本人や家族が納得して意思決定できるよう支援する視点が求められます。


予想19 流産や死産を経験した人と家族に、看護師はどのように関わるべきでしょうか

同じ出来事を経験していても、本人と家族が同じ感情を抱いているとは限りません。

悲しみ方、立ち直るまでの時間、周囲からかけてほしい言葉にも個人差があります。

「励ますことが正しい」と決めつけず、相手の反応を確認しながら関わる必要があります。


予想20 子どもの治療について、本人と保護者の意見が異なった場合はどうすべきでしょうか

小児看護と倫理を組み合わせたテーマです。

年齢や発達段階によって、子どもが理解できる内容は異なります。

保護者への説明だけで済ませず、子ども本人にも分かる方法で説明し、意思や気持ちを確認するという視点が重要になります。


予想21 外国人患者が安心して日本で医療を受けられるようにするには何が必要でしょうか

英語が話せれば解決する問題ではありません。

文化、宗教、食事、家族との関係、医療制度に対する理解などにも違いがあります。

通訳や翻訳ツールを利用することに加えて、相手が本当に理解できているか確認する姿勢まで考えましょう。


予想22 患者の宗教や文化と日本の一般的な医療慣行が異なる場合、どう対応すべきでしょうか

文化を尊重することと、安全な医療を提供することの両方を考えます。

「外国の文化だから何でも認める」という話でもありません。

患者にとって何が重要なのかを確認し、医学的に可能な範囲で調整する必要があります。


予想23 災害時にすべての患者へ十分な医療を提供できない場合、何を基準に判断すべきでしょうか

非常に難しい倫理的テーマです。

「全員を助けたい」という気持ちは当然です。

しかし、人員、薬剤、医療機器、時間には限りがあります。

限られた資源で最大限多くの人を救うという考えと、一人ひとりの命を尊重することをどのように両立するのかを考えます。


予想24 感染症の流行時に、個人の自由を制限することについてどう考えますか

感染を広げないためには一定の行動制限が必要になる場合があります。

その一方で、過度な制限は教育、仕事、生活、精神面などにも影響を与えます。

「感染対策か自由か」という二者択一にせず、利益と不利益のバランスを検討してください。


予想25 限られた医療資源を誰に優先して提供すべきだと思いますか

病床、臓器、薬剤、医療機器などが不足した場合を想定します。

先着順、重症度、回復可能性、年齢など、さまざまな考え方があります。

どの基準にも利点と問題点があることに気づけるかが重要です。


予想26 臓器提供について家族の意見が一致しない場合、医療者には何が求められるでしょうか

感情的に非常に難しい状況です。

患者本人が生前どのような意思を示していたのか。

家族はなぜ迷っているのか。

十分な説明を受けているのか。

医療者が結論へ誘導するのではなく、家族が考えるための情報と時間を提供する視点が必要になります。


予想27 若者の心の健康を守るために、学校や医療機関には何ができるでしょうか

ストレス、不登校、孤立、SNS、人間関係など、高校生にも考えやすい題材です。

「相談してください」と呼びかけるだけでは、相談できない人には届きません。

周囲が変化へ気づくことや、相談しやすい仕組みを作ることまで考えてみましょう。


予想28 ヤングケアラーを社会全体で支援するためには何が必要でしょうか

家族を手伝うこと自体が問題なのではありません。

介護や家事の負担によって、学習、睡眠、友人関係、進路など本人の生活に大きな影響が出ている場合が問題になります。

本人が「困っている」と言えないケースをどう見つけるかまで考えられると深くなります。


予想29 医療者が患者の個人情報をSNSへ投稿することについて、どのような問題があるでしょうか

名前を書かなければ問題ないとは限りません。

写真、日時、病状、場所など複数の情報を組み合わせれば患者が特定される可能性があります。

医療者には職業上知り得た情報を守る責任があります。

SNSの便利さと医療職の倫理を組み合わせて考える問題です。


予想30 これからの社会で看護師に最も必要になる能力は何だと思いますか

最後は非常に広いテーマです。

コミュニケーション能力でも、観察力でも、臨床判断能力でも構いません。

重要なのは選んだ能力そのものではありません。

「なぜ今後それが必要になるのか」

「どのような医療・社会の変化と関係しているのか」

「その能力によって患者にどのような利益があるのか」

まで説明できるかです。

例えば、高齢化や在宅医療の進展を理由に挙げるなら、看護師には病院内だけではなく患者の生活背景まで含めて考える能力がさらに必要になる、と展開できます。


30題全部の答えを暗記してはいけない

ここまで30題紹介しましたが、30個の模範解答を作って暗記するための問題ではありません。

むしろ目的は逆です。

30種類の問題を使って、

「誰の立場から考える問題なのか」

「どこに対立があるのか」

「メリットは何か」

「問題点は何か」

「その原因は何か」

「別の立場ではどう見えるか」

「自分なら何を優先するか」

「現実的な解決方法は何か」

という思考を繰り返すために使います。

浜松医科大学看護学科は、アドミッション・ポリシーで論理的思考能力や科学的好奇心を求めるだけでなく、社会情勢への関心や人々の健康・福祉へ貢献する意欲も重視しています。

だからこそ、プレゼン対策も「看護師になりたい気持ちを上手に話す練習」だけでは不足します。

初めて提示された社会・医療上の問題を理解し、自分とは異なる立場にも目を向けたうえで、一つの考えとしてまとめる訓練が必要です。

プレゼン予想問題は追質問まで練習する

30題を使うなら、発表だけで終了しないでください。

例えば、

「なぜそう考えたのですか」

「逆の立場の人はどう考えるでしょうか」

「あなたの方法にも問題点はありませんか」

「具体的に誰が行うのですか」

「看護師には何ができますか」

「患者があなたの考えを拒否したらどうしますか」

「費用や人員が足りない場合はどうしますか」

と続けます。

ここで答えられなくなるなら、最初の発表内容を理解していたのではなく、文章を覚えていただけだった可能性があります。

浜松医科大学医学部看護学科の推薦入試で準備したいのは、完璧な30個の回答ではありません。

どの30題から一つを抜かれても、さらに聞いたことのない31題目を出されても、自分の頭で論点を整理して答えられる状態です。

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