【名古屋医専 保健師・助産師】AO「まだ次がある」は危険です。9月以降 超高倍率になる本当の理由

  • 2026/07/01
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保健師学校や助産師学校の受験相談を受けていると、「今回は様子を見て、次の試験で本気を出します」という言葉を耳にすることがあります。そのたびに私は心配になります。なぜなら、その考え方で合格を逃してしまった受験生を何人も見てきたからです。

名古屋医専の保健師学科・助産師学科では、毎年のように受験日程が進むにつれて募集枠が少なくなっていく傾向があります。学校側が定員の充足状況を見ながら選考を進めるため、早い時期と後半の試験では、受験生が置かれる条件が同じとは限りません。受験生の多くは「試験日は何回もあるから大丈夫」と考えますが、実際には試験日が同じでも、募集状況は大きく変化しています。

例えば、募集定員が二十名だったとして、その大半が早い日程で埋まれば、後半の日程では残り数名の枠を争うことになります。もちろん、その年の募集状況によって異なりますが、残り枠が少なくなれば、結果として競争が厳しくなる可能性は十分あります。

さらに見落とされがちなのが、受験生の顔ぶれです。後半日程には、最初からそこを第一志望としている人だけではありません。名古屋医専以外の保健師学校や助産師学校を受験し、惜しくも不合格だった受験生も加わってきます。つまり、試験が後ろになるほど、経験を積んだ受験生同士の勝負になりやすいのです。

私は毎年、多くの受験報告を集めていますが、不合格だった受験生から最も多く聞く言葉があります。

「次があると思っていました。」

しかし、受験には「次」があっても、募集枠まで同じだけ残っているとは限りません。この違いを理解している受験生は意外と少ないのです。

面接でも同じことが言えます。「今回は練習のつもりで受けました」という姿勢は、面接官にも伝わります。志望動機の深さ、願書の完成度、受け答えの熱量は、「本命」と思って準備した人と、「次がある」と考えている人では明らかに差が出ます。だから私は、どの試験も「今年最後の試験」だと思って準備するよう伝えています。

保健師学校や助産師学校の受験は、情報戦でもあります。募集要項だけを見ていても分からないことがあります。募集枠の動き、受験生の流れ、面接の傾向、志望理由で見られているポイント。こうした情報を知らずに受験すると、同じ実力でも不利になることがあります。

毎年受験報告を分析していて感じるのは、合格する受験生ほど「早く動く」ということです。願書の準備も、面接練習も、小論文対策も、夏になる前から始めています。一方、「まだ時間がある」と考えていた受験生ほど、秋になって慌てて動き始めます。その時には、学校側の募集状況も、ライバルのレベルも、春とはまったく違う状況になっていることが少なくありません。

もし名古屋医専の保健師学科や助産師学科を本気で目指しているのであれば、「次の試験があるから」ではなく、「次が最後になるかもしれない」という意識で準備してください。その意識の差が、願書にも面接にも表れます。そして、その積み重ねが最終的な合否を左右するのです。


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