【ユマニテク看護助産専門学校/名古屋学芸大学】「最後に受ければいい」は危険です。助産師学校受験で最も多い勘違い

  • 2026/07/01
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助産師学校を目指す受験生と話をしていると、毎年必ずと言っていいほど同じ相談を受けます。

「名古屋医専が終わったらユマニテクを受けようと思っています。」
「名古屋学芸大学も受ける予定ですが、最後はユマニテクがあるので安心です。」
「何校か落ちても、まだ一般入試がありますよね。」

その話を聞くたびに、私は不安になります。

なぜなら、その考え方こそが不合格への第一歩だからです。

ユマニテク看護助産専門学校や名古屋学芸大学助産専攻は、東海地方でも人気の助産師学校です。しかし、多くの受験生が勘違いしているのは、「試験日程が遅い=受かりやすい」と考えてしまうことです。実際には、その逆です。

助産師学校の受験は時系列で考えなければなりません。例えば名古屋医専の助産師学科を受験し、その後にユマニテクや名古屋学芸大学の一般入試へ進む受験生は少なくありません。一見すると受験のチャンスが増えているように見えます。しかし、ライバルも同じことを考えています。

つまり、後半の日程になればなるほど、それまで他校で惜しくも不合格だった者たちが集まってきます。募集定員は決して増えません。むしろ推薦入試やAO入試で多くの合格者が決まった後の一般入試では、残っている募集枠はごくわずかというケースも珍しくありません。

ここで一つ考えてみてください。

もし定員が二十名だったとして、そのうち十五名が推薦や総合型選抜で決まっていたら、一般入試で争うのは残り五名程度です。そこへ名古屋医専や他大学を受験してきた受験生が集まれば、見かけ以上に厳しい競争になります。

私は毎年、助産師学校の受験報告を分析していますが、受験生の多くは倍率だけを気にしています。しかし、本当に見るべきなのは「誰と競争するのか」です。後半日程の一般入試では、最初からそこだけを目指してきた人だけではありません。他校であと一歩だった受験生も加わります。結果として、受験生全体のレベルが一段上がることも少なくありません。

さらに厳しいのは、倍率が公表されていない学校です。倍率が分からないと「そこまで難しくないのでは」と考える人もいます。しかし、倍率を公表していないことと競争が緩いことは全く別の話です。むしろ情報が少ないからこそ、十分な対策をしないまま受験してしまう人が後を絶ちません。

助産師学校の受験では、「まだ次がある」という考え方は危険です。一校一校を本命だと思って準備している受験生と、「今回は様子見です」という受験生では、面接でも願書でも差が出ます。その差は面接官にも伝わります。

私は受験生に、「最後の学校だから頑張る」のではなく、「最初の学校から全力で臨んでください」と伝えています。なぜなら、受験は後半になるほど条件が厳しくなるからです。後になればなるほど募集枠は減り、ライバルは強くなり、精神的な余裕も失われていきます。

助産師学校受験は、最後に奇跡を期待する試験ではありません。早い段階から計画的に願書、面接、小論文を仕上げていく人ほど、結果として複数校から合格を勝ち取っています

だから私は毎年同じことを言います。

「最後に受ければいい」ではなく、「最初から受かりにいく」。

この考え方が、助産師学校受験では何よりも重要なのです。


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