40代でも保健師学校に合格できる?名古屋医専 保健師学科で実際に合格した受験生から見えたこと

  • 2026/07/02
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「40代ですが、保健師学校を受験できますか。」

この相談は毎年必ずいただきます。

年齢を理由に受験を迷っている方は想像以上に多く、「もう40代だから難しいですよね」「若い受験生ばかりではないですか」と不安を口にされます。

結論から言えば、40代だからという理由だけで合格できないわけではありません。

実際に、名古屋医専保健師学科では40代で合格された受験生がおり、一般入試ではなくAO入試を戦略的に選択することで合格を勝ち取っています。

ただし、ここで勘違いしてはいけません。

40代でも合格できることと、40代でも簡単に受かることはまったく別の話です。

名古屋医専保健師学科は毎年人気が高く、AO入試の段階で募集枠の多くが埋まっていきます。私が毎年受験報告を分析している限りでは、AO入試の終盤には定員の大部分が埋まっている年もあり、一般入試で残る募集枠は限られるケースがあります。そのため、「一般入試まで待とう」という受験戦略は、必ずしも有利とは言えません。

だからこそ、40代の受験生ほど戦略が重要になります。

年齢そのものが評価されるのではなく、「これまで積み重ねてきた経験を、保健師としてどのように生かすのか」を説明できるかどうかが評価されます。

実際の面接では、「なぜ今になって保健師を目指すのですか」「これまでの看護経験を地域保健でどう生かしますか」「若い学生と一緒に学ぶことに不安はありませんか」といった質問が想定されます。これらは年齢を責める質問ではなく、これまでの人生経験をどのように保健師という職業へ結び付けているかを確認するための質問です。

40代の受験生には、20代にはない強みがあります。看護師としての臨床経験、患者さんや家族との関わり、職場での責任ある立場、多職種との連携など、長年の経験は大きな武器になります。しかし、その武器は面接官に伝えられなければ評価されません。

私は毎年、多くの受験報告を分析していますが、合格する40代の受験生は「年齢」をアピールしていません。

経験を語っています。

どのような患者さんと出会い、その経験から何を学び、なぜ保健師という道を選んだのか。その流れに一貫性があるからこそ、面接官も納得します。

一方で、「社会に貢献したい」「地域住民を支えたい」といった一般論だけでは、20代の受験生との差別化はできません。40代だからこそ語れる経験があり、それを保健師という職業に結び付けられるかどうかが合否を分けます。
それも圧倒的な看護の思考法における回答があります。

来年度、名古屋医専保健師学科を受験しようと考えている40代の方へ。

年齢だけで諦める必要はありません。

しかし、「経験があるから受かる」と考えるのも危険です。

経験は、伝わって初めて評価されます。

だからこそ、願書、面接、小論文を別々に考えるのではなく、「これまでの人生」と「これから保健師として実現したいこと」を一本のストーリーとして組み立てることが重要です。

40代だから不利なのではありません。

準備不足が不利なのです。


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