東京都立大学助産学専攻科の倍率・過去問・面接を徹底解説|10名募集に100人超が志願・差別化必須

  • 2026/07/26
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東京都立大学助産学専攻科について、最新の募集要項、倍率、出願資格、筆記試験、過去問、面接カード、合格者・受験者から寄せられた報告まで詳しく解説します。

東京都立大学助産学専攻科は、英語試験がなく、筆記試験は「母性看護学に関する知識」のみです。小論文も独立した試験科目として設けられていません。

試験科目だけを見れば、受験しやすそうに感じるかもしれません。

しかし、最新公表の2025年度入試では、募集10名に対して104名が志願し、合格者は10名でした。志願者数を募集人数または合格者数で割ると10.4倍です。2024年度も90名が志願して9.0倍、2020年度も90名が志願して9.0倍でした。単年度だけ偶然高くなったのではなく、長期間にわたり9倍前後の志願者が集まっています。(Tokyo Metropolitan University)

さらに、東京都立大学健康福祉学部看護学科の在学生は、別途実施される学力判定によって筆記試験が免除されます。大学が学内生と外部受験生の合格者数を分けて公表していないため、外部受験生だけの正確な倍率は算出できません。

したがって、東京都立大学助産学専攻科は穴場ではありません。

全国の助産師養成課程の中でも、最難関クラスに位置する学校です。

※本記事は2026年7月時点の公式情報を基に作成しています。直近の2027年度入試は、2026年7月14日に出願を締め切っています。次年度以降も早い時期に出願が行われる可能性があるため、受験予定者は春から募集要項を確認してください。


東京都立大学助産学専攻科とは

東京都立大学助産学専攻科は、荒川キャンパスに設置されている1年制の助産師養成課程です。

修了すると、助産師国家試験受験資格に加え、受胎調節実地指導員の申請資格を取得できます。

教育目的には、女性とその家族が安心して出産や子育てを行い、女性がライフステージに応じた健康生活を送れるように、大都市東京の地域特性に対応した助産ケアを提供できる助産師を育成することが掲げられています。

単に分娩介助技術を身につける課程ではありません。女性と家族の権利と尊厳を守る姿勢、自らの判断と行動に責任を持つ力、リーダーシップ、科学的かつ柔軟な思考、継続的な自己研鑽まで求めています。(Tokyo Medical University)

現在の東京都立大学として助産学専攻科が開設されたのは2012年度です。すでに10年以上の教育実績があり、修了生が臨床現場で実習指導に関わり、後輩を支える循環も生まれていると大学は説明しています。(Tokyo Metropolitan University)


募集人数はわずか10名

募集人数は10名です。

東京医療保健大学助産学専攻科の15名、天使大学大学院助産研究科の30名と比べても少ない募集枠です。

しかも、この10名は外部受験生だけの枠ではありません。

東京都立大学健康福祉学部看護学科の在学生も同じ専攻科を受験します。学内生については、別途の学力判定により母性看護学の筆記試験が免除されます。希望すれば筆記試験を受けることもできますが、原則として外部受験生とは異なる選考構造です。(Tokyo Medical University)

大学は次の人数を公表していません。

  • 志願者104名のうち、学内生が何名だったのか

  • 合格者10名のうち、学内生が何名だったのか

  • 外部受験生だけの受験者数と合格者数

  • 新卒者と既卒者の内訳

そのため、「外部受験生の倍率は何倍か」を正確に計算することはできません。

ただし、10名の合格者の中に筆記免除の学内生が含まれる可能性を考えると、外部受験生が母性看護学の筆記試験を経て獲得できる枠は、10名より少ない可能性があります。

公式に確認できるのは全体の10.4倍までですが、外部受験生にとっての実感的な難易度は、この数字以上になり得ると考えた方が安全です。


東京都立大学助産学専攻科の倍率

最新公表の2025年度入試では、募集10名に対して志願者104名、合格者10名、入学者10名でした。

志願倍率は10.4倍です。合格者も10名であるため、志願者数を合格者数で割っても10.4倍になります。ただし、大学は実際の受験者数を公表していないため、欠席者を除いた実質倍率は分かりません。(Tokyo Metropolitan University)

2024年度入試は、募集10名、志願者90名、合格者10名、入学者10名で、志願倍率は9.0倍でした。(東京医科大学法人)

さらに遡ると、2020年度入試も募集10名に対して志願者90名、合格者10名で、9.0倍でした。(東京医科大学法人)

少なくとも公式資料で確認できるこれらの年度では、

2020年度:9.0倍
2024年度:9.0倍
2025年度:10.4倍

となっています。

東京都立大学助産学専攻科は、人気が急上昇して一時的に倍率が高くなった学校ではありません。以前から90名前後が10名の枠を争い、直近では志願者が100名を超えています。

「前年だけ高かったから、次は下がるだろう」という期待を持つのは危険です。


なぜこれほど多くの受験生が集まるのか

高倍率になる理由は、複数の条件が重なっているためです。

まず、公立大学であるため学費が安く抑えられています。授業料は年額52万800円です。東京都の住民に認定される場合の入学料は8万4,600円、東京都外の人は16万9,200円です。

入学料と授業料を合わせると、東京都民は60万5,400円、東京都外の人でも69万円です。これに入学考査料1万8,000円と教材費、実習衣、実習先への交通費・宿泊費などが加わります。(Tokyo Medical University)

私立の大学院型助産師養成課程では、2年間で300万円を超えることもあります。東京都立大学は1年間であり、授業料も公立大学水準です。経済的な差は非常に大きいといえます。

さらに、

  • 首都圏にある

  • 1年間で助産師国家試験受験資格を取得できる

  • 英語試験がない

  • TOEFLやTOEICが不要

  • 独立した小論文試験がない

  • 母性看護学と面接に対策を集中できる

  • 助産師国家試験の高い合格実績がある

  • 大学病院、総合病院、助産院で実習できる

という条件がそろっています。

試験負担が軽いのではなく、魅力的な条件が多いため、全国から受験生が集中する学校です。


最新入試の日程

直近の募集要項では、出願期間は2026年7月8日から7月14日20時までの郵送必着でした。持参、宅配便、バイク便などによる提出は認められず、簡易書留による郵送のみです。

試験日は2026年9月2日、合格発表は9月24日正午です。

入試は9月ですが、出願は7月中旬に終了します。助産師学校の受験を夏以降に考え始めた場合、すでに出願が終わっている可能性があります。(Tokyo Medical University)

大学は例年、オンライン入試説明会も実施しています。直近では2026年6月20日にZoomによる説明会が行われました。募集要項の公表から説明会、出願までの期間が短いため、受験を考えている人は4月頃から公式サイトを確認する必要があります。(Tokyo Medical University)


入試科目

選考に使用されるのは、次の3つです。

母性看護学に関する知識を問う筆記試験

面接

出願書類

英語試験はありません。小論文も独立した科目としては設けられていません。

ただし、募集要項には、筆記試験と面接のそれぞれについて、成績が一定水準に達しない場合は不合格にすると明記されています。(Tokyo Medical University)

これは重要な規定です。

総合点が高ければ、筆記試験または面接の不足を完全に補える制度ではありません。母性看護学で基準を下回れば、面接が良くても不合格になる可能性があります。反対に、筆記試験で高得点を取っても、面接が基準に達しなければ合格できません。

10名しか合格しない試験ですが、単なる上位10名選抜ではなく、まず筆記と面接の双方で必要な水準へ到達することが前提になります。


筆記試験は70分へ短縮されている

最新の試験時間は、9時から10時10分までの70分間です。

過去の募集要項を見ると、2024年度入試では9時から10時30分までの90分間でした。現在は20分短縮されています。(Tokyo Medical University)

問題の中には、用語を答える知識問題だけでなく、計算、理由の説明、事例の読解、看護目標、看護計画を記述する問題が含まれます。

問題の性質が単純化されたわけではないまま70分になっているとすれば、知識の正確性だけでなく、問題を読み、優先順位を判断し、文章として出力する速度も必要です。

当スクールへ寄せられた直近の受験報告でも、選択式問題はなく、すべて記述式だったとの報告があります。

看護師国家試験のように選択肢から正解を探す試験ではありません。答えが頭に浮かんでいても、漢字や数値を正しく書けなければ得点になりません。事例問題では、観察事項を羅列するだけでなく、母体と児の状態を読み、優先順位を付けて看護目標と計画を組み立てる必要があります。


公式過去問から分かる筆記試験の実像

大学は現在、2026年度入試の筆記問題と、模範解答・出題意図を公式サイトで公開しています。

公開問題は大きく4領域で構成されています。

問題Ⅰ:新生児の体温調節と熱喪失

新生児が高体温・低体温になりやすい理由、体重当たりの体表面積、熱喪失の経路が問われています。

さらに「輻射とは何か」を説明し、病室内で新生児に輻射による熱喪失が生じる具体的な場面と、それを予防するケアまで記述させています。(Tokyo Medical University)

単に「輻射」という語を暗記しているかではありません。

概念の説明、臨床場面への置き換え、予防ケアへの展開まで求めています。

問題Ⅱ:母性看護に関係する法律

看護師の定義、人工妊娠中絶の届出、特定妊婦、妊婦健康診査、入院助産、受胎調節実地指導、乳児家庭全戸訪問、助産所開設の届出に関係する法律名が問われました。(Tokyo Medical University)

保健師助産師看護師法、母体保護法、児童福祉法、母子保健法、医療法などを、条文を丸暗記するだけでなく、制度や事業と結びつけて区別する必要があります。

母性看護学の入試だから、妊娠・分娩・産褥の生理だけを勉強すればよいわけではありません。母子保健行政と法制度も明確な出題範囲です。

問題Ⅲ:生殖生理・妊婦健康診査・妊娠糖尿病

思春期のホルモン分泌、卵胞発育、排卵、第二次性徴、高年初産婦の定義、妊婦健康診査の回数、正期産、妊娠糖尿病のスクリーニング、子宮底長の測定方法などが問われています。(Tokyo Medical University)

用語だけでなく、週数、回数、検査値、測定姿勢、解剖学的指標など、数値を含む正確な知識が必要です。

問題Ⅳ:妊娠期から帝王切開後までの長文事例

最も重要なのが事例問題です。

初妊婦の身長、体重、最終月経からBMIや分娩予定日を求め、胎児心拍数陣痛図の所見、胎位、胎盤位置、妊娠週数を判断します。

その後、前置胎盤を理由に入院し、胎児心拍数の遅発一過性徐脈を認め、帝王切開へ至ります。出生した児には多呼吸と鼻翼呼吸がみられ、その原因を説明させています。

最後に、帝王切開直後の母子について、優先順位の高い看護目標を3つ立案し、それぞれの看護計画を具体的かつ系統的に記述させています。(Tokyo Medical University)

大学が公表した出題意図では、母性看護学の基礎知識に加え、文章の読解力・理解力・説明力、個別性を踏まえた優先順位の判断、適切な看護目標の設定、具体的かつ系統的な看護計画の立案能力を評価するとしています。(Tokyo Medical University)

ここから分かるのは、東京都立大学が求めているのは国試知識の暗記だけではないということです。

観察された情報を病態生理と結びつけ、母体と児をアセスメントし、優先順位を決め、実行可能な看護へ変換する力が必要です。


過去の受験報告から確認できる出題範囲

当スクールでは、これまで東京都立大学助産学専攻科を受験した受験生から、複数年度にわたって筆記試験と面接の報告を受けています。

公式公開されている最新問題以外にも、過去の受験報告では次のような領域が確認されています。

出生率や乳児死亡率に関する統計値の計算、生殖生理、月経、不妊症、リプロダクティブ・ヘルス/ライツ、妊娠貧血の基準と原因、感染、母性看護に関連する基礎看護、エリクソンの発達課題、分娩期の看護目標と看護計画などです。

年度によって問題の切り口は変わります。

最新年度で新生児の体温調節と法律が出たからといって、翌年度も同じ分野が中心になるとは限りません。妊娠・分娩・産褥・新生児だけでなく、女性の生涯にわたる健康、生殖医療、母子保健、法制度、統計、小児・発達、基礎看護まで接続して出題されています。

東京都立大学の入試を「母性看護学の国試過去問だけで対応できる」と捉えると、論述問題と事例問題で差がつきます。


公式過去問の公開は現在1年度分

大学公式サイトで現在掲載されている助産学専攻科の過去問は、2026年度入試の1年度分です。

問題と模範解答・出題意図が公開されていますが、著作権上の理由から一部が非掲載になる場合があります。ウェブサイトで公開されていない部分は荒川キャンパスの窓口で閲覧できますが、コピーと写真撮影は禁止されています。(Tokyo Medical University)

過去には複数年度の問題が入手できた時期もあり、古い問題が個人間で流通している例も確認できます。しかし、問題の一部だけを集めても、出題年度、問題文、配点、模範解答、出題意図が混在していれば、正確な分析はできません。

当スクールでは、公式過去問と過去の受験生から寄せられた再現報告を照合し、年度別に出題内容を整理しています。


面接カードは一般的な志望理由書ではない

東京都立大学では、出願時に所定の面接カードを提出します。

この面接カードは、すべて自筆で記入しなければなりません。パソコンで作成したものを印刷して提出することは認められていません。(Tokyo Medical University)

記入項目は次の内容です。

  • 東京都立大学を志望した理由・動機

  • 趣味、娯楽、スポーツ

  • 特技、資格

  • 併願校

  • 自分の性格

  • 12項目の自己評価

自己評価では、理解力、指導性、自主性、表現力、研究心、責任感、実行力、協調性、社交性、持続力、積極性、明朗性について、それぞれ5段階で評価します。(Tokyo Medical University)

助産師志望理由だけを書く書類ではありません。

入学後の1年間を乗り切るための学習姿勢、集団行動、責任感、対人関係、自己理解、行動特性まで確認する構成です。

特に注意が必要なのは、性格についての自由記述と12項目の自己評価が同時に設けられていることです。記述した性格、付けた点数、面接で語る自己認識、これまでの行動が食い違えば、その場で矛盾が表れます。

また、併願校を最大4校まで記入させるため、第一志望であるかどうかだけでなく、受験校の選び方や進路の優先順位も確認できる書式になっています。


面接の形式と受験報告

大学は面接官の人数や面接時間、具体的な質問を公表していません。

当スクールへ寄せられた複数の受験報告では、受験生1名に対して面接官3名、時間は10分程度という報告が中心です。受験番号順に進み、受験者によって質問内容や所要時間に多少の差がみられます。

面接時間が短いから簡単なのではありません。

面接官は事前に、面接カード、成績証明書、学歴、看護師免許または看護師国家試験受験資格に関する書類を確認できます。限られた時間の中で、受験生ごとに確認すべき点を絞って質問できます。

過去の報告を整理すると、東京都立大学を志望する理由、助産師を目指す理由、自己の性格、併願状況、看護実習や臨床経験、学習状況、1年間の修学環境などが、受験生の経歴に応じて確認されています。

新卒者と既卒看護師では、同じ質問だけが並ぶわけではありません。

既卒者であれば、看護師として経験した場面、退職・休職の予定、臨床経験と助産師志望とのつながりが確認対象になります。新卒者であれば、実習経験、学内成績、看護師国家試験との両立、助産師を目指すまでの経緯が中心になります。

面接カードをきれいな文章で埋めるだけでは足りません。書かれた一つひとつの内容について、具体的な経験と行動を伴って説明できることが必要です。


出願資格には大きな注意点がある

東京都立大学助産学専攻科は、看護師免許を持っていれば、誰でも出願できる学校ではありません。

看護師資格または看護師国家試験受験資格に加え、原則として大学卒業、学士取得、指定された4年制以上の専修学校専門課程修了などの要件を満たす必要があります。(Tokyo Medical University)

3年制看護専門学校を卒業し、看護師免許を取得していても、それだけで出願資格を満たすとは限りません。

大学公式FAQでも、専門学校卒業者について、募集要項の出願要件を満たしていなければ受験できないと明記しています。自分の卒業校が文部科学大臣指定の要件を満たすか、卒業校や文部科学省へ確認する必要があります。(Tokyo Medical University)

一方、看護以外の分野で4年制大学を卒業した後に、看護専門学校へ進学した人は出願できます。大学卒業資格と看護師国家試験受験資格の両方を持つためです。(Tokyo Medical University)

つまり、

4年制大学卒業後に看護専門学校へ進んだ人は対象になり得るが、3年制看護専門学校だけを卒業した人は出願できない可能性がある

ということです。

他校の助産学専攻科では、個別の入学資格審査により専門学校卒業者を認める場合があります。しかし、東京都立大学の最新募集要項には、幅広い個別資格審査によって22歳以上を一律に認める規定は確認できません。

出願直前ではなく、受験を検討した時点で資格を確認する必要があります。


1年間で37単位を修得する密度の高い課程

修了に必要な単位は37単位です。

必修科目には、助産学概論、周産期基礎学、妊娠期・分娩期・産褥期の助産診断・技術学、ハイリスク助産診断・技術学、リプロダクティブヘルス助産学、母子保健助産学、助産管理学などがあります。

実習は、分娩・助産学実習、助産所実習、産褥期実習、継続事例実習で構成されています。さらに、ウイメンズヘルス論、相談・教育・援助論、助産実践と科学的根拠、母性の社会心理、地域連携実践論、専門職連携なども履修します。(Tokyo Medical University)

年間スケジュールでは、分娩・助産所実習に約10週間、産褥期実習に約2週間、継続事例実習に約2週間が配置されています。(Tokyo Medical University)

実習施設には、東京都立病院機構の病院、東京北医療センター、聖母病院、東京かつしか赤十字母子医療センター、まつしま病院のほか、複数の助産院が含まれます。

大学病院や総合病院だけでなく、助産所で正常経過の妊産婦と家族に関わり、病院とは異なる助産師の自律的な判断や地域での支援も学ぶ構成です。(Tokyo Medical University)


助産師国家試験は直近3年間すべて100%

2024年、2025年、2026年に実施された助産師国家試験では、東京都立大学の受験者は毎年10名で、全員が合格しています。

直近3回はいずれも10名受験、10名合格、合格率100%です。(Tokyo Medical University)

2024年度修了者については、10名全員が就職し、就職率100%でした。(東京医科大学法人)

主な就職先として、東京大学医学部附属病院、東京都立病院、東京北医療センター、聖母病院、東京かつしか赤十字母子医療センターなどが挙げられています。(Tokyo Medical University)

学費が安いだけでなく、実習環境、国家試験実績、就職先までそろっていることが、高倍率を維持する大きな理由です。


東京都立大学助産学専攻科は穴場なのか

結論は明確です。

穴場ではありません。

募集人数は10名です。

最新公表年度は104名が志願しています。

倍率は10.4倍です。

2024年度と2020年度も9.0倍であり、長期間にわたって高倍率が続いています。

英語試験がなく、母性看護学と面接だけに見えるため、試験科目数は少なく感じます。しかし、筆記試験はすべて記述式との報告があり、基礎知識、法律、数値、計算、文章説明、長文事例、アセスメント、看護目標、看護計画まで問われます。

さらに、学内生には筆記免除制度があります。外部受験生だけの合格者数は公表されていません。

したがって、東京都立大学助産学専攻科は、

学費が安く、国家試験・就職実績も高い一方、10名の募集枠に全国から受験生が集中し、外部受験生には高度な記述力と臨床推論が求められる最難関校

と評価するのが適切です。

「英語がないから受けやすい」「母性看護学だけだから勉強範囲が狭い」という理由で選ぶ学校ではありません。


東京都立大学助産学専攻科を受験する方へ

東京都立大学の筆記試験では、国試知識の暗記だけでなく、病態生理を踏まえたアセスメント、優先順位の判断、看護目標と看護計画を短時間で記述する力が必要です。

願書では、志望理由だけでなく、性格、自己評価、併願状況まで面接資料になります。筆記、面接カード、面接を別々に準備すると、書類と発言の間に矛盾が生じます。

当スクールでは、過去の受験生から寄せられた報告を基に、東京都立大学で実際に出題された筆記問題、論述・アセスメント問題、面接内容を複数年度にわたって整理しています。

東京都立大学を受験する方には、母性看護学の学科対策、面接カードを含む願書対策、個人経歴に応じた面接対策を一体として行います。

詳しい対策内容は、NSオンラインスクールの対策コースをご確認ください。

https://kango-jyuken.com/lectures/


よくある質問

東京都立大学助産学専攻科の募集人数は何名ですか?

10名です。学内生と外部受験生を合わせた人数であり、外部受験生だけに10枠が用意されているわけではありません。

倍率は何倍ですか?

最新公表の2025年度は、志願者104名、合格者10名で10.4倍です。2024年度と2020年度はいずれも9.0倍でした。

英語試験はありますか?

ありません。TOEFLやTOEICなどの外部英語試験スコアも求められていません。

小論文はありますか?

独立した小論文試験はありません。ただし、母性看護学の筆記試験に、理由説明、アセスメント、看護目標、看護計画などの論述問題が含まれます。

筆記試験は何分ですか?

最新の募集要項では70分です。以前は90分だったため、現在はより短い時間で記述問題へ対応する必要があります。

過去問は公開されていますか?

現在、公式サイトでは2026年度入試の問題と模範解答・出題意図が公開されています。非公開部分は荒川キャンパスで閲覧できますが、コピーと写真撮影は禁止されています。

面接カードはパソコンで作成できますか?

できません。すべて自筆で記入する必要があり、パソコン入力したものを印刷して提出することは認められていません。

3年制看護専門学校卒業者は受験できますか?

看護師免許を持っているだけでは出願できるとは限りません。大学卒業、学士取得、指定された4年制以上の専修学校専門課程修了など、募集要項の要件を満たす必要があります。

東京都立大学の看護学生は有利ですか?

学内生は別途の学力判定により筆記試験が免除されます。ただし、面接と出願書類の評価は受けます。学内生と外部生の合格者数は公表されていません。

助産師国家試験の合格率は何%ですか?

直近3回は、いずれも10名受験、10名合格の100%です。


まとめ

東京都立大学助産学専攻科は、1年間で助産師国家試験受験資格と受胎調節実地指導員の申請資格を取得できる公立大学の助産師養成課程です。

募集人数は10名です。

最新公表年度には104名が志願し、倍率は10.4倍でした。過去にも9.0倍の年度が続いており、全国でも最難関クラスです。

試験は母性看護学、面接、出願書類で行われます。英語試験と独立した小論文試験はありません。

しかし、筆記では新生児の体温調節、母子保健関係法規、生殖生理、妊婦健康診査、妊娠糖尿病、胎児心拍数陣痛図、帝王切開後の母子のアセスメント、看護目標・看護計画まで問われています。

試験時間は70分です。知識だけでなく、文章を読み、病態を判断し、優先順位を付け、具体的な看護として記述する力が必要です。

面接カードでは、志望理由、趣味、資格、併願校、性格、12項目の自己評価をすべて自筆で記入します。面接では、提出書類と受験生自身の経歴を照合しながら評価されます。

東京都立大学助産学専攻科は、科目数が少ない穴場校ではありません。筆記・願書・面接のすべてで高い完成度を求められる、明確な最難関校です。