【名古屋医専 保健師・助産師】願書・エントリーシートの書き方で9割が勘違い。採点者は最初から「2種類」に分けて読んでいる。

  • 2026/06/30
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保健師学校や助産師学校の受験では、面接ばかりに意識が向きがちです。しかし、毎年数多くの受験報告を分析していると、実際には面接が始まる前から勝負が決まっている受験生が少なくありません。その理由は、願書やエントリーシート(ES)の完成度です。

多くの受験生は、「自己PRは何を書けばいいですか」「学生時代に頑張ったことは部活動を書けばいいですか」「ボランティア経験を書いた方が有利ですか」と質問します。しかし、その質問自体が少しずれています。採点者は、部活動やボランティアそのものを評価しているわけではないからです。

私は願書を添削するとき、内容を必ず二つのグループに分けて考えます。この考え方を理解すると、願書全体の組み立て方が驚くほど分かりやすくなります。

一つ目は「人物そのもの」を評価する項目です。例えば、継続力がある、向上心がある、主体的に学べる、志望する分野への関心が高い、将来の目標が明確であるといった内容です。これらは活動内容ではなく、その人の資質や適性を見ています。つまり、「どんな人なのか」を知るための情報です。

二つ目は「経験」を評価する項目です。部活動、学生会活動、アルバイト、社会人経験、ボランティア活動などがこれに当たります。しかし、ここで多くの受験生が勘違いします。「吹奏楽部で部長を務めました」「ボランティア活動に参加しました」「アルバイトを3年間続けました」。これだけを書いて満足してしまうのです。

採点者が知りたいのは、活動の事実ではありません。

その経験から何を学び、今のあなたにどう影響しているのか。

ここが書かれて初めて評価の対象になります。

例えば、「ボランティア活動をしました。」だけでは評価できません。しかし、「高齢者との関わりを通して、一人ひとり生活背景が異なることを実感し、画一的な支援ではなく個別性を考える重要性を学びました。」となれば、その経験が現在の志望理由につながります。

部活動も同じです。「3年間バスケットボール部に所属しました。」では履歴書です。誰もが書くような内容は自己PRになりすらありません。

つまり、願書やエントリーシートは、「何をしたか」を書く書類ではありません。「その経験によってどのような人物になったのか」を伝える書類なのです。

名古屋医専の保健師学科や助産師学科でも、この考え方は非常に重要です。面接官は願書を読んだ上で質問を組み立てています。願書に書かれた内容が浅ければ、面接でも浅い質問しか返ってきません。一方、願書の内容に一貫性があり、「この受験生は何を考えているのだろう」と興味を持たれる内容であれば、面接は自分をアピールできる時間へと変わります。

私は毎年、名古屋医専をはじめ保健師学校・助産師学校の願書やエントリーシートを数多く添削していますが、不合格になる願書には共通点があります。「事実」しか書かれていないのです。反対に、合格する願書は「経験→学び→現在→将来」という一本の流れが自然につながっています。だから面接官も質問しやすくなり、その受験生の魅力が伝わります。

願書やエントリーシートは、単なる提出書類ではありません。採点者に向けた最初のプレゼンテーションです。面接は、そのプレゼンテーションの続きを話す時間に過ぎません。願書が変われば、面接も変わります。そして、合格率も大きく変わってきます。


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