都立看護専門学校 社会人入試 小論文や面接について

  • 2026/09/03
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都立看護社会人入試 自己推薦書・小論文・面接

【2027年度】都立看護専門学校の社会人入試を徹底解説|22歳以上・全国受験可能!倍率・自己推薦書・小論文・面接まで

2027年度の都立看護専門学校「社会人入試」が大きく変わりました。

これまで都立看護専門学校の社会人入試を受験するには、年齢だけでなく住所や勤務先にも条件がありました。そのため、「都立看護を受けたいけれど年齢が足りない」「東京周辺に住んでいないから受験できない」と諦めていた人も少なくありません。

しかし、2027年度入試から状況が一変します。

最大の変更点は、社会人入試の年齢要件が「25歳以上」から「22歳以上」へ引き下げられたこと。そして、これまで設けられていた住所要件・就業要件も完全に撤廃されました。

つまり、2027年度からは条件を満たせば全国どこに住んでいても都立看護専門学校の社会人入試を受験できます。これまでの都立看護社会人入試とは、かなり状況が違います。しかも、制度変更はこれだけではありません。

社会人入試と推薦入試を合わせた募集人員も、令和9年度は「入学定員の55%程度」とされています。令和8年度までは50%程度だったため、社会人・推薦入試全体の位置付けも以前より大きくなっています。

この記事では、2027年度の東京都立看護専門学校社会人入試について、受験資格、試験日程、7校の倍率、自己推薦書、小論文、人物考査まで詳しく解説します。

2027年度の都立看護社会人入試は何が変わった?

まず、ここを知らずに過去の記事を読んでいる人は注意してください。

2027年度、つまり令和9年度入試から社会人入試の受験資格が大幅に変更されています。

変更前は、2027年3月31日までに25歳以上になることに加えて、原則として東京都または埼玉県・千葉県・神奈川県・山梨県に一定期間住所を有する、あるいは同地域で就業している必要がありました。

しかし令和9年度から、この住所要件・就業要件は削除されました。さらに年齢についても、2027年3月31日までに「22歳に達する者」へ拡大されています。生年月日でいえば、「2005年4月1日以前に生まれた人」が対象です。

つまり、これまで社会人入試を受けられなかった22歳、23歳、24歳も受験できます。

そして北海道、東北、東海、関西、中国・四国、九州、沖縄など、東京都周辺以外に住んでいる人も受験可能です。

これは単なる小さな制度変更ではありません。

社会人入試の受験対象になる人数そのものが、全国へ一気に広がったということです。

「社会人」といっても会社員である必要はない

ここは名称に惑わされやすいところです。

「社会人入試」と聞くと、「何年間か会社で働いていなければ受験できないのでは?」と思う人もいるでしょう。

しかし、令和9年度募集要項の受験資格を見ると、「社会人として○年以上勤務していること」という職歴要件はありません。

必要なのは、高校卒業またはこれと同等以上の学力があること、卒業後に看護師として東京都内で就業する意思があること、合格した場合には辞退せず入学することを確約できること、そして2027年3月31日までに22歳以上になることです。

したがって、22歳以上という条件を満たしていれば、現在の職業やこれまでの職歴だけを理由に「社会人入試は受けられない」と判断する必要はありません。

ただし、ここで非常に重要なのが「卒業後、看護師として都内に就業する意思」です。

全国から受験できるようになったからといって、「東京の学校で資格だけ取って、卒業後すぐ地元へ戻ればいい」という制度ではありません。

東京都は募集要項で明確に「卒業後、看護師として都内に就業する意思がある者」と定めています。

この条件は人物考査、つまり面接でも当然無関係ではないでしょう。

2027年度社会人入試の日程

令和9年度社会人入試の出願登録期間は、

「2026年8月27日午前10時~9月10日午後5時」

です。

さらに、出願書類も9月10日までに郵送する必要があり、郵送は当日消印有効です。

第一次試験は2026年9月27日

第二次試験は2026年10月16日

最終合格発表は2026年11月5日です

現在、2026年9月3日時点ではすでに出願期間に入っています。

今年受験する人は「9月10日までだからまだ大丈夫」と考えない方がいいでしょう。

インターネット上で出願登録をするだけでは出願完了になりません。

入学考査料の支払いに加え、自己推薦書などの必要書類を印刷し、志望校へ速達・簡易書留で郵送する必要があります。

社会人入試は何を受ける?

試験そのものは非常にシンプルです。

第一次試験は「小論文」。

第二次試験は「人物考査」です。

一般入試のように国語や数学の学科試験はありません。

しかし、

「学科試験がない=簡単」

ではありません。

むしろ社会人入試では、自己推薦書、小論文、人物考査を通して、その受験生がこれまで何を経験し、何を学び、なぜ今から看護師になろうとしているのかを見られることになります。

第一次試験

小論文は「90分・1,200字程度」。

試験時間は午前10時から11時30分です。

第二次試験

東京都は第二次試験を「人物考査」と呼んでいます。

募集要項では、

「適性等について、第一次試験合格者に対して面接を行います」

と明記されています。

つまり、一般的に検索される「都立看護 社会人入試 面接」は、正式名称では「人物考査」です。

社会人入試には自己推薦書400字×3題がある

ここが非常に重要です。

社会人入試では出願時に「自己推薦書」の提出が必要です。

しかも1題ではありません。

400字×3題です。

令和9年度募集要項で指定されているテーマは次の3つです。

  1. 今までどのような分野でどのようなことに力を入れてきたか及びその理由

  2. 人生において達成感を感じた経験についてその時の状況、場面、行動

  3. なぜ看護師を目指しているのか

合計最大1,200字。

これは出願書類のおまけではありません。

社会人入試では、受験生のこれまでの経験を判断できる重要な材料です。

特に注意したいのが、「力を入れてきたこと」と「達成感」を同じエピソードでほとんど同じ内容にしてしまうケースです。

設問が3つに分かれている以上、それぞれの設問が何を求めているのかを分けて考えなければなりません。

また、「看護師を目指す理由」についても、

「人の役に立ちたい」

「昔から医療に興味があった」

「家族が入院したとき看護師が優しかった」

だけでは、多数の社会人受験生の中に埋もれてしまいます。

特に20代後半、30代、40代と年齢が上がるほど、「今まで何をしてきたのか」「なぜその経験を経て今から看護師なのか」という説明の重要性は高くなりますが、面接では一瞬だけ触れるものの自己推薦書には完全に不要です。

一方、2027年度から新たに受験可能となった22~24歳には、30代や40代と同じだけの職歴を求めることはできません。

同じ社会人入試でも、受験生の年齢や経歴によって見せるべき内容は少し変わるものの、看護職の視点は共通事項です。

ここを無視して、全員に同じような自己推薦書を書かせるのは無理があります。

自己推薦書はインターネット上で直接入力する

もう一つ注意したいのが提出方法です。

令和9年度の自己推薦書は、インターネット出願システムで入力したうえで印刷して提出します。募集要項にも「400字×3題」と明記されています。

つまり、400字の原稿用紙を手書きして提出する試験ではありません。

文章を事前に完成させておき、出願システムへ入力する形です。

出願直前になって初めて内容を考えるのはおすすめできません。

自己推薦書は人物考査の内容とも関連してくる可能性があるため、提出した文章について自分の言葉で説明できる状態まで準備しておく必要があります。

都立看護社会人入試の倍率は?

直近、令和8年度の社会人入試は、7校合計174人が受験し103人が合格しています。

倍率は「1.7倍」です。

その前は令和7年度1.9倍、令和6年度2.0倍でした。

数字だけを見ると、

2.0倍 → 1.9倍 → 1.7倍

と下がっています。

これだけを見れば、「都立看護の社会人入試は年々入りやすくなっている」と思うかもしれません。

しかし、2027年度についてはこの数字をそのまま当てはめることはできません。

なぜなら、今年から受験資格そのものが変わったからです。

これまで受験資格がなかった22~24歳が新たに参入し、さらに居住・就業地域の制限もなくなりました。

私はここをかなり重要だと考えています。

「昨年1.7倍だったから今年も簡単」

この判断は危険です。

ただし、まだ令和9年度入試が実施されていない以上、「必ず倍率が上がる」「○倍になる」と断定することもできません。

受験対象者が大きく増えたことと、実際の出願者数がどこまで増えるかは別問題だからです。

今年の出願者数・受験者数が公表されて初めて、制度変更の影響を数字として評価できます。

7校で倍率はかなり違う

令和8年度の社会人入試倍率を見ると、学校によってかなり差があります。

広尾は29人受験、23人合格で1.3倍

板橋は32人受験、14人合格で2.3倍

荏原は30人受験、22人合格で1.4倍

府中は27人受験、11人合格で2.5倍

北多摩は15人受験、7人合格で2.1倍

青梅は21人受験、14人合格で1.5倍

南多摩は20人受験、12人合格で1.7倍でした

最低は広尾の1.3倍、最高は府中の2.5倍

ほぼ2倍の差がある。

しかも、前年まで遡ると順位は固定されていない。

たとえば広尾は令和6年度2.0倍、令和7年度2.1倍だったのに、令和8年度は1.3倍まで下がっています。

一方、府中は令和6年度1.4倍だったものが、令和7年度2.8倍、令和8年度2.5倍となっています。

つまり、

「去年倍率が低かった学校を狙えば安全」

とも限りません。これは毎年度のパターンです。もう15年も都立看護を見てきたのでパターンをすべて知り尽くしています。

受験生が同じことを考えれば、翌年に志願者が動く可能性もあります。

倍率だけではなく、自宅からの通学、実習病院、学校の特色、オープンキャンパスで確認した内容まで含めて志望校を決める必要があります。

2027年度から22~24歳が参入。これは30代・40代にはかなり大きい

2027年度の制度変更で、私が最も重要だと考えているのが「22~24歳」の参入です。

これまで社会人入試を受験できなかった20代前半が、2027年度から一気に受験できるようになりました。

ここで、「年齢は関係ない」「社会経験が長い30代・40代の方が有利なのでは」と考えるのは危険です。完全に真逆だからです。

都立看護専門学校の社会人入試は、

実際には若い受験生ほど有利になる傾向があります。

とはいえ、これは全国の看護学校全般に言えます。

若ければ若いほど有利なのは当たり前。

東京都が公表している社会人入試倍率は全年齢をまとめた数字です。例えば令和8年度は7校全体で1.7倍でした。しかし、この「1.7倍」を22歳の受験生にも40歳の受験生にもそのまま当てはめることはできません。

私がこれまでの受験指導や合否状況から見ている実質的な難易度の目安では、

20代前半:約1.7倍
20代後半:約2倍
30代前半:約3倍
30代後半:約4倍
40代:5倍以上

程度まで差が出ると考えています。

※これは東京都が公表している「年齢別公式倍率」ではありません。東京都は年齢別の受験者数・合格者数を公表していないため、あくまで実際の受験指導・合否傾向から考える目安です。

重要なのは、「全体倍率1.7倍だから、自分も1.7倍」というわけではないことです。

例えば40代の受験生が、

「去年は1.7倍だから2人に1人以上受かる」

と考えて受験するのは、実際の難易度をかなり甘く見ています。

反対に、2027年度から新たに社会人入試を受験できる22~24歳は、年齢面ではかなり有利な層に入ります。

しかも22~24歳は、大学卒業前後、あるいは社会人経験1~2年程度の受験生も多くなると予想されます。これまで一般入試しか選択肢がなかった若い受験生が、「学科試験ではなく、小論文+人物考査」で受験できるようになるわけです。

これは30代・40代の受験生にとって無視できない変更です。

では30代・40代はどう戦うのか?

年齢を変えることはできません。

だからこそ、若い受験生と同じ自己推薦書を書いてはいけません。

例えば40代の受験生が、

「人の役に立つ仕事がしたいと思い、看護師を志望しました」

「家族が入院した際、看護師さんが優しく接してくれたことがきっかけです」

だけで終われば、20年以上の社会経験がある意味がありません。

20代前半には20代前半の強みがあります。

しかし30代には30代、40代には40代だからこそ書ける経験があります。

仕事でどのような役割を担ってきたのか。

困難な状況でどう判断し、どう行動したのか。

人間関係の中で何を学んだのか。

失敗したときにどう修正したのか。

家庭、仕事、育児、介護などを通じて何を身につけたのか。

そして、それらの経験が「なぜ今、看護師を目指すのか」につながっているのか。

年齢が上がれば上がるほど、ここまで説明できなければ厳しくなります。
しかも、これは面接における基本中の基本です。
いや、

うちのレベルでは基本以前のレベル

です。

社会人経験が長いこと自体が加点になるわけではありません。

「長く生きてきた分、何を経験し、そこから何を学んだのか」が問われます。

2027年度は30代以降にとってさらに厳しくなる可能性がある

しかも2027年度からは、22~24歳が社会人入試へ入ってきます。

これまで25歳以上だけだった受験者層の一番下に、さらに若い層が加わります。

したがって、2027年度については「全国から受験できるようになった」という点だけを見てはいけません。

年齢要件が25歳から22歳へ下がったことこそ、30代・40代の受験生にとって大きな制度変更です。

全体倍率が仮にそれほど上昇しなかったとしても、年齢別に見た実質的な競争環境は変わる可能性があります。

特に30代後半、40代の受験生は、

「倍率が1.7倍だから大丈夫」

ではなく、

「自分の年齢層では、もっと厳しい試験だ」

という前提で自己推薦書、小論文、人物考査を仕上げる必要があります。

2027年度は「推薦+社会人」の枠も55%程度へ

今年は、もう一つ見逃せない変更があります。

令和9年度社会人入試募集要項では、社会人入試の募集人員について、

「推薦入学試験による募集人員と合わせて、入学定員数の55%程度」

とされています。

昨年度の募集要項では、社会人入試について各校定員の20~30%程度、推薦入試と合わせて50%程度とされていました。

したがって、令和9年度は推薦+社会人の合計枠が「50%程度→55%程度」へ拡大したことになります。

7校全体の入学定員は600人です。

単純に600人の55%なら330人ですが、「社会人入試だけで330人」という意味ではありません。

推薦入試と社会人入試を合わせた人数です。

社会人入試だけの各校の確定募集人数が募集要項に「○人」と明示されているわけでもありません。

ここはネット上の記事で間違えやすいので注意してください。

小論文は90分・1,200字。過去問も公式公開されている

社会人入試の小論文は、90分で1,200字程度です。

しかも、東京都は過去の社会人入試小論文を公式サイトで公開しています。

現在オンラインで確認できるのは令和4年度から令和8年度までの5年分です。

直近令和8年度は、

「成長するために必要なこと」

について、自分の経験を踏まえて1,200字程度で論じる問題でした。

令和7年度は、

「努力することの大切さ」

について、自分の経験を踏まえて1,200字程度で述べる問題です。

一方、令和6年度は長文の課題文を読ませたうえで、著者の主張を240字程度で要約し、さらに自分の経験を踏まえて考えを述べる形式でした。

ここから分かることがあります。

都立看護の社会人入試小論文は、

「毎年、経験作文を書けばいい試験」

ではありません。

直近2年は経験を踏まえた意見論述ですが、その前には課題文読解+要約+論述が出題されています。

過去問対策をするなら、一つの型だけ練習するのでは足りません。

「経験を書けば合格する」は間違い

社会人小論文で非常に多いのが、設問に「経験を踏まえて」と書かれているため、自分の体験を延々と書いてしまう答案です。

しかし、

小論文は作文ではありません。

「私は○○を経験しました。それによって成長しました。今後も努力したいです」

だけで1,200字を埋めても、小論文としての論証にはなりません。

都立看護の問題は「あなたの経験を書きなさい」ではなく、経験を踏まえたうえで「あなたの考え」を述べるよう求めています。

経験は答案の目的ではなく、自分の主張を説明するための材料です。

ここを間違えると、どれだけ感動的な経験を書いても小論文としては弱くなります。

特に社会人は、仕事、育児、介護、転職、資格取得、失敗からの立て直しなど、書ける経験が多い人ほど要注意です。

経験が多いことと、それを論理的に文章化できることは別です。

人物考査は「面接」

第二次試験の正式名称は人物考査ですが、実際には第一次試験合格者に対する面接です。

社会人受験生の場合、面接では当然ながら高校生とは背景が違います。

なぜ現在の仕事を辞めて看護師になるのか

なぜ大学ではなく3年制の専門学校なのか

なぜ都立看護なのか

なぜ7校の中でその学校なのか

卒業後に東京都内で働く意思はあるのか

3年間の学業と生活をどう両立するのか

これまでの仕事や社会経験から何を学んだのか。

こうした内容について、自分の経歴と矛盾なく説明できる必要がありますが、それだけでは全くもってお話になりません。

全ての質問の回答は看護職の視点から

答える必要があります。

なお、自己推薦書に書いた内容と人物考査で話す内容がバラバラになるのは避けなければなりません。

自己推薦書、小論文、人物考査は別々の試験ではありますが、一人の受験生を評価する以上、それぞれの内容に一貫性が必要です。

40代でも受験できる?

もちろん、受験資格に上限年齢は示されていません。

22歳以上であり、その他の受験資格を満たせば出願できます。

30代、40代だから制度上受験できないということはありません。

ただし、年齢が上がるほど考えておかなければならないことは増えます。

3年間の学費や生活費だけではありません。

平日の授業、長期間の臨地実習、国家試験、卒業後の就職まで考える必要があります。

都立看護は原則として平日の日中に授業・実習が行われる3年課程です。

社会人入試に合格することがゴールではなく、その後3年間通い切り、国家試験に合格して看護師として働くところまでがセットです。

だから面接でも、「とにかく看護師になりたい」という気持ちだけではなく、現実的に3年間学べる準備ができているかは重要になってきます。

2027年度の社会人入試は過去の倍率だけでは読めない

令和8年度の倍率は1.7倍。

数字だけなら、それほど高く見えないかもしれません。

しかし今年は、

年齢要件が25歳以上から22歳以上へ拡大

住所・就業要件が撤廃され全国から受験可能

推薦+社会人の募集人員も50%程度から55%程度へ変更

これだけ条件が揃いに揃ってます。

したがって、

今年の社会人入試を昨年と同じ感覚で考えるのは非常に危険

今年は制度変更後、最初の入試です。どの年齢層がどれだけ参入してくるのか。全国化によってどの程度出願者が増えるのか。7校のどこへ受験生が集中するのか。ここは実際の受験者数が公表されるまで分かりません。

だからこそ、倍率予想に時間を使うより、自己推薦書、小論文、人物考査の完成度を徹底的に上げる方がはるかに重要です。

むしろ#1を目指せば何の問題もない

まとめ|2027年度の都立看護社会人入試は「別物」と考えた方がいい

2027年度の都立看護専門学校社会人入試は、これまでの社会人入試と同じ条件ではありません。22歳以上へ年齢要件が拡大され、住所・就業要件がなくなり、全国から出願できるようになりました。さらに、社会人+推薦の募集人員は入学定員の55%程度へ変更されています。

試験は、

第一次試験が90分・1,200字程度の小論文。

第二次試験が人物考査、つまり面接。

そして試験を受ける前に、400字×3題の自己推薦書を提出します。

単純に考えれば、

「自己推薦書1,200字」

「小論文1,200字」

「人物考査」

この3段階で自分自身を評価される入試です。

学科試験がないから簡単なのではありません。

むしろ、これまでの人生経験、文章力、論理的思考力、看護師を目指す理由、都立看護を選ぶ理由まで一貫して説明する必要があります。

特に2027年度は、新たに22~24歳が参入します。全国からも受験できます。昨年までの倍率だけを見て安心している場合ではありません。

そして、自己推薦書は400字しかありません。

400字あるのに300字程度で終わらせれば、それだけ書ける情報を自分から捨てることになります。限られた文字数の中で、何を書くのか、何を削るのか、どの経験を使うのか、その経験から何を示すのか、それがどう看護職の視点とリンクすることができるのか。それぞれの経験からどの看護職の視点に対応できるのか。

ここまで考えて初めて「社会人経験」が入試で使える材料になります。

次回は、都立看護専門学校社会人入試で提出する「自己推薦書400字×3題」について、

「力を入れてきたこと」

「達成感」

「看護師志望理由」

この3題がなぜ分けられているのか、そして受験生がどこで失敗するのかについては以前の記事で詳しく解説しております。