聖隷クリストファー大学 助産学専攻科/実は穴場!倍率・過去問・母性看護学・小児看護学・面接を徹底解説

  • 2026/07/27
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聖隷クリストファー大学助産学専攻科は、静岡県浜松市に設置された1年制の助産師養成課程です。募集人数は15名で、一般選抜では母性看護学・小児看護学の専門科目、個人面接、出願書類によって総合的に選抜されます。

直近の入試では34名が志願し、30名が受験、18名が合格しました。受験者数を合格者数で割った倍率は約1.7倍です。その前年は43名受験・19名合格で約2.3倍だったため、年度によって難易度が動いています。

ただし、この入試結果には学内推薦入学者が含まれています。外部受験生だけの志願者数や合格者数は公表されていないため、「外部から一般選抜を受けた場合も1.7倍」とは限りません。募集人数15名が、そのまま外部受験生へ用意されているわけでもありません。

試験科目は60分間の母性看護学・小児看護学です。英語試験と独立した小論文試験はありません。しかも、大学は専門科目の問題、解答例、出題意図を公開しています。

この条件だけを見ると、受験しやすい学校に感じるかもしれません。しかし、公開問題を詳しく見ると、単純な国家試験型の選択問題だけではありません。妊娠・分娩・産褥・新生児、小児の成長発達、疾患を持つ子どもと家族への看護、生命倫理、健康教育、アセスメントを幅広く問う構成です。

過去問が公開されているからこそ、受験生の多くが同じ問題を準備してきます。過去問を入手しただけでは差にならず、問題の背景にある解剖生理・病態生理を理解し、表現を変えられても答えられる状態まで仕上げる必要があります。


聖隷クリストファー大学助産学専攻科とは

聖隷クリストファー大学助産学専攻科は、大学などで看護学を修め、看護師免許を有する人、または看護師国家試験受験資格を取得する見込みの人を対象とする1年課程です。

大学は「高度な実践能力を備えた質の高い助産師」の養成を掲げています。妊娠・分娩・産褥・新生児期の助産診断と分娩介助技術だけでなく、思春期から更年期までの女性の健康、地域母子保健、家族、生命倫理、助産管理まで学びます。

大学名に「クリストファー」とあるように、聖隷学園はキリスト教精神に基づく「生命の尊厳と隣人愛」を教育の基盤としています。カリキュラムにも「宗教と生命」「生命倫理論」が配置されており、人間の生命や尊厳をどのように捉えるかは、学校研究や面接対策で無視できません。

ただし、志望理由書や面接で「隣人愛に共感しました」と述べるだけでは不十分です。受験生自身が実習や臨床で経験した場面から、女性や家族の尊厳、意思決定、生命倫理をどう考えたのかまで説明できて初めて、学校の教育理念と本人の志望理由がつながります。


募集人数は15名

募集人数は15名で、修業年限は1年です。

15名には学内推薦入学者が含まれます。聖隷クリストファー大学看護学部の学生が学内推薦で合格した場合、その人数を含めて15名となるため、外部一般選抜の実質的な募集枠は15名より少なくなります。

大学は、学内推薦と外部一般選抜を分離した志願者数・合格者数を公開していません。そのため、外部受験生だけの倍率は正確には算出できません。

定員だけを比較すれば、募集10名の助産学専攻科より枠は大きく見えます。しかし、浜松市を中心とする静岡県西部には、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センターなど、周産期医療を学べる施設が集まっています。聖隷関連施設への就職も見据えた受験生が集まりやすいとはいえ、助産師の専攻科としては完全に地方の穴場校といえます!


聖隷クリストファー大学助産学専攻科の倍率

直近3年間の入試結果は次のように推移しています。

2024年度は、志願者33名、受験者32名、合格者19名、入学者17名でした。志願者数を合格者数で割ると約1.7倍、受験者数を合格者数で割っても約1.7倍です。

2025年度は、志願者53名、受験者43名、合格者19名、入学者17名でした。志願倍率は約2.8倍、実質倍率は約2.3倍です。

2026年度は、志願者34名、受験者30名、合格者18名、入学者17名でした。志願倍率は約1.9倍、実質倍率は約1.7倍です。

2025年度には志願者が53名まで増えましたが、翌年度は34名へ戻っています。募集人数が15名程度の課程は、受験生が十数人増減するだけで倍率が大きく変わります。

したがって、直近が約1.7倍だったから次も低倍率になるとは限りません。実際、1年前には約2.3倍でした。

また、これらの数字は学内推薦を含む全体データです。外部受験生だけの募集人数と合格者数が分からない以上、公式倍率だけを根拠として「簡単に受かる」と判断するのは危険だ。それでも全国平均と比べればかなり入りやすい大学なのは間違いない。


聖隷クリストファー大学は穴場なのか

東京都内の助産学専攻科に見られる6倍から10倍前後の入試と比較すれば、倍率だけではかなり狙いやすい部類に入ります。

英語試験はありません。小論文の独立試験もありません。募集人数は15名です。専門科目の過去問と解答例も大学が公開しています。

この意味では、受験校としてかなり検討しやすい条件がそろっています。

一方で、過去問が公開されている学校では、受験生全員が同じ問題を確認できます。過去問を一度解き、解答を覚えただけでは優位性を作れません。公開問題に含まれる概念を分解し、周辺知識まで広げ、翌年度に異なる聞かれ方をしても対応できるようにする必要があります。

また、専門科目は母性看護学だけではなく、小児看護学も含みます。妊娠・分娩・産褥の勉強へ偏り、小児の成長発達、胎児循環、新生児の生理的体重減少、乳児栄養、小児疾患と家族看護を後回しにすると、得点を伸ばせません。

結論として、聖隷クリストファー大学助産学専攻科は、最難関校ほどの倍率ではないものの、公開過去問を精密に分析し、母性看護学と小児看護学を記述できる水準まで仕上げる必要がある学校です。


入試日程

一般選抜の出願期間は、2026年9月7日から9月16日までです。郵送は締切日の消印有効です。

試験日は9月26日、合格発表は10月2日、入学手続期間は10月5日から10月15日までとなっています。

試験会場は、浜松市中央区三方原町にある聖隷クリストファー大学です。

入試は9月下旬ですが、出願時には卒業証明書、成績証明書、看護師免許証の写し、または看護師国家試験受験資格取得見込証明書などが必要です。大学以外の教育機関で看護教育を受けた場合には、その学校の成績証明書も提出します。

インターネット出願後に、入学志願票の「志望動機」と「特記事項」を自筆で記入します。文字数の長い独立した志望理由書ではありませんが、記載内容は面接資料になると考え、学校研究と本人の経歴を踏まえて作成しなければなりません。


入試科目は母性看護学・小児看護学

専門科目は、母性看護学と小児看護学です。試験時間は60分です。

試験終了後には個人面接が行われます。英語試験と小論文試験はありません。

選抜は、学力検査、面接、出願書類による総合判定です。専門科目の点数だけで合否が決まるわけではなく、成績証明書、志望動機、面接を含めて評価されます。

ただし、倍率のある資格取得課程である以上、専門科目で大きく失点した受験生が、面接だけで逆転できると考えるべきではありません。母性看護学・小児看護学の基礎学力を確実に示したうえで、学校との適合性や助産師として学ぶ意思を面接で示す必要があります。


大学公式の過去問から分かる出題内容

聖隷クリストファー大学は、助産学専攻科の専門科目について、問題、解答例、出題意図を公開しています。

少なくとも公開されている2025年度問題では、母性看護学と小児看護学の基礎知識を幅広く問う構成になっています。

母性看護学では、旧優生保護法と母体保護法、妊娠期の健康教育、妊婦健康診査、分娩進行、陣痛、胎児計測、分娩時の体位、骨盤底筋体操、母乳栄養などが扱われています。

小児看護学では、成長・発達、胎児循環、生理的体重減少、新生児・乳児の栄養、母乳の利点と注意点、気管支喘息を持つ子どもと家族への看護などが問われています。

出題形式も一種類ではありません。正誤問題、空欄補充、用語記述、説明問題、看護を具体的に書く問題が組み合わされています。

国家試験のように選択肢から正答を選ぶだけではなく、正誤の理由、現象が生じる仕組み、対象者に必要な看護を文章として表現する力が必要です。


旧優生保護法と母体保護法

公開問題では、旧優生保護法と母体保護法に関係する内容が扱われました。

これは法律名や改正年を覚えているかだけを問う問題ではありません。大学の出題意図では、母体の健康と生命の保護に関する生命倫理への理解を確認すると説明されています。

助産師は、妊娠・出産に関する身体的なケアだけでなく、性と生殖に関する権利、妊娠の継続や中絶に関する意思決定、障害、家族背景、社会的価値観と向き合います。

法制度を暗記科目として捉えるのではなく、その法律が誰の権利と生命を守るために存在するのか、過去の制度が女性や障害者へどのような影響を与えたのかまで考える必要があります。

聖隷クリストファー大学の「宗教と生命」「生命倫理論」という教育内容ともつながる出題です。


妊婦への健康教育

公開問題には、集団指導におけるファシリテーターの関わりを評価する問題が含まれています。

健康教育では、助産師が自分の考えを一方的に教えるのではありません。妊婦や家族が持つ経験、価値観、生活背景を尊重し、参加者自身が考え、選択できるよう支援します。

集団の場で個人情報を詳しく聞くこと、助産師の価値観を押しつけること、助産師の意見を正解として提示することは、対象者の主体性やプライバシーを損なう可能性があります。

助産師学校入試では、保健指導の知識だけでなく、対象者をどのように捉え、どのような関係性を築くのかという看護・助産の基本姿勢も問われます。


分娩進行と陣痛

微弱陣痛、過強陣痛、原発性微弱陣痛、続発性微弱陣痛など、分娩進行に関する用語も出題されています。

用語を空欄へ書けるだけでなく、それぞれの状態が分娩経過へどのような影響を及ぼすのかを理解しておく必要があります。

微弱陣痛では、陣痛の強さ、持続時間、間欠が分娩進行に十分ではなく、分娩遷延、母体疲労、感染リスクなどにつながる可能性があります。過強陣痛では、子宮収縮が過度となり、胎児機能不全、子宮破裂、軟産道損傷などを生じる危険があります。

助産師は陣痛の強弱だけでなく、子宮口開大、児頭下降、胎児心拍数、母体の疲労・疼痛、破水の有無などを統合して判断します。

入試対策でも、用語と定義の暗記から一段進み、観察項目、アセスメント、想定される危険、報告・対応まで結びつける必要があります。


胎児計測

頭殿長、児頭大横径、大腿骨長、腹部周囲長など、超音波検査で用いられる胎児計測項目も確認されています。

頭殿長は妊娠初期の妊娠週数推定に用いられ、児頭大横径、大腿骨長、腹部周囲長は胎児発育の評価に利用されます。

略語を覚えるだけでは不十分です。どの時期に、何を測定し、その数値から何を判断するのかを整理しておかなければなりません。

胎児発育不全を疑う場合には、計測値だけでなく、推定胎児体重、羊水量、胎盤・臍帯、母体疾患、妊娠週数などを総合的に評価します。

こうした背景まで理解しておけば、空欄補充から事例問題へ形式が変わっても対応できます。


小児看護学を軽視するな!

聖隷クリストファー大学の専門科目は、母性看護学と小児看護学です。

公開問題では、小児の成長発達、胎児循環、生理的体重減少、母乳栄養、気管支喘息などが扱われています。

助産師志望者は、妊娠・分娩・産褥の勉強へ時間を割き、小児看護学を後回しにしがちです。しかし、小児看護は専門科目の一部として明確に評価されます。

とくに新生児期は、母性看護学と小児看護学の境界に位置します。胎児循環から新生児循環への移行、呼吸の開始、体温調節、血糖維持、黄疸、哺乳、体重変化などを一連の生理的適応として理解する必要があります。


胎児循環

公開問題では、胎盤循環、肺血流量、静脈管、卵円孔、動脈管など、胎児循環の特徴が問われています。

胎児は肺呼吸を行わず、胎盤を介して酸素と栄養を受け取ります。そのため、血液の流れには出生後にはないシャントが存在します。

出生すると肺が拡張し、肺血管抵抗が低下します。臍帯血流が停止すると全身血管抵抗が上昇し、卵円孔や動脈管などが機能的に閉鎖へ向かいます。

この変化が円滑に進まなければ、チアノーゼ、呼吸障害、循環不全などが現れる可能性があります。

胎児循環の名称を暗記するだけではなく、出生後に何が変化し、異常があるとどのような徴候が現れるのかまで理解することが、新生児のアセスメントにつながります。


生理的体重減少

新生児は、出生後数日間に体重が減少します。

胎便や尿、不感蒸泄によって水分が排出される一方、出生直後は吸啜や授乳がまだ十分に確立しておらず、摂取量より排出量が多くなるためです。

しかし、体重が減ったからすべて生理的とは限りません。減少率、哺乳量、排尿・排便、活気、口腔内の乾燥、黄疸、母乳分泌状況などを併せて評価します。

体重減少が大きい場合には、哺乳不足、脱水、高ナトリウム血症、黄疸の増強などへ注意が必要です。

試験で理由を説明させる問題は、現象を暗記しているかではなく、その背景となる生理を理解しているかを見ています。


母乳栄養

母乳の利点として、栄養組成、消化吸収、免疫機能、感染防御、母子相互作用、子宮復古への作用などが問われています。

一方で、母乳栄養には注意点もあります。母乳性黄疸、ビタミンK不足、母親の疾患や薬剤が授乳へ与える影響など、母乳だから必ず安全であるとは限りません。

助産師は「母乳が最善」と一方的に勧めるのではなく、母体の疾患、服薬、乳房状態、児の吸啜、体重、黄疸、家族の希望などを踏まえて個別に判断します。

妊婦への健康教育と同様に、対象者の意思を尊重し、医学的根拠に基づいて選択を支える姿勢が必要です。


気管支喘息を持つ子どもと家族への看護

小児看護では、気管支喘息を持つ子どもの悪化兆候、薬剤管理、呼吸を楽にする体位、酸素投与、家族への支援などが問われています。

さらに、乳幼児期と学童期では、必要な支援が異なります。

乳幼児期は、保護者が服薬管理や環境整備の中心になります。学童期になると、学校生活、運動、自己管理、友人関係を含めて支援する必要があります。

病名と治療法だけでなく、発達段階、生活の場、家族の役割を踏まえて看護を考える点が、小児看護学の特徴です。


過去問が公開されている学校ほど分析が重要

聖隷クリストファー大学は、専門科目の問題、解答例、出題意図を公開しています。

これは受験生にとって大きな利点ですが、同時に注意点でもあります。

全員が同じ過去問を確認できるため、「過去問を持っている」というだけでは差がつきません。大学がなぜその問題を出したのか、どの能力を確認しているのかを分析し、出題領域の周辺まで広げなければなりません。

例えば、胎児循環が出題されたから静脈管・卵円孔・動脈管だけを覚えるのではなく、出生後の循環変化、新生児仮死、持続性肺高血圧症との関係まで理解します。

陣痛の種類が出題されたから名称だけを覚えるのではなく、分娩進行、胎児心拍数、母体疲労、感染、産科医への報告までつなげます。

母乳栄養が出題されたから利点を列挙するのではなく、授乳が成立しない原因、児の体重減少、黄疸、母体の乳房状態、意思決定支援まで広げます。

過去問を「答え合わせの教材」として使うか、「次の出題を予測する分析資料」として使うかで、対策の質は大きく変わります。


志望動機(願書)

出願時には、入学志願票の志望動機欄を自筆で記入します。

独立した長文の志望理由書ではありませんが、書ける文字数が少ないから簡単というわけではありません。限られたスペースで、助産師志望理由、聖隷クリストファー大学を選ぶ理由、入学後に学びたい内容、将来像をまとめる必要があります。

「母子に寄り添いたい」「生命の誕生に感動した」「隣人愛の精神に共感した」といった幼稚園生レベルの抽象表現だけでは、本人の経験が見えません。

うちでは圧倒的な看護職の視点X応用心理学の観点から対策を行っています。
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だから圧倒的な差がつくわけです。


面接

面接は個人面接です。

大学は面接時間、面接官数、質問内容を公表していません。学力試験終了後の11時から順次行われます。

面接官は、志望動機、特記事項、成績証明書、学歴、看護師資格関係書類を確認できます。新卒者と既卒看護師では、同じ質問だけが並ぶとは限りません。

新卒者には、母性看護学実習・小児看護学実習での学び、成績、看護師国家試験との両立、1年間の修学環境などが確認される可能性があります。

既卒者には、臨床経験、助産師を目指すようになった出来事、退職・休職の予定、看護師としての経験を助産へどう発展させるのかが問われます。

学校独自の論点として、生命の尊厳、隣人愛、女性の意思決定、性教育、地域母子保健などについて、自分の経験と考えを持っておく必要があります。

大学案内の言葉を暗記して話すのではなく、本人の経験、志望動機、面接回答が一つの筋道でつながっていることが重要です。


出願資格

出願には、看護師免許を有するか、看護師国家試験受験資格を取得済み・取得見込みであることに加え、大学卒業などの学歴要件を満たす必要があります。

大学卒業者・卒業見込み者、学士取得者、外国で16年の課程を修了した人、文部科学大臣が指定する4年制以上の専修学校専門課程を修了した人などが対象です。

3年制看護専門学校を卒業しただけでは、通常の出願資格を満たさない可能性があります。

ただし、看護専門学校で看護教育を受け、別の4年制大学を卒業している場合など、複数の学歴を組み合わせて条件を満たすことがあります。自分が出願できるか分からない場合は、出願開始を待たずに大学へ確認する必要があります。

看護師国家試験受験資格取得見込みで出願した人は、入学までに看護師国家試験へ合格することが前提です。


学費

初年度の学費は、入学金25万円、春セメスター授業料66万7,500円、秋セメスター授業料66万7,500円で、合計158万5,000円です。

聖隷クリストファー大学または旧聖隷学園浜松衛生短期大学の卒業者は、入学金が12万5,000円となります。

施設設備費と実習費は授業料に含まれています。ただし、実習に伴う交通費と宿泊費は含まれません。

このほか、保険料、後援会費、学友会費、同窓会費などが約4万9,000円、教科書、実習・演習用物品、抗体価検査などが前年度参考で約14万9,000円必要です。

実習先や居住地によっては、交通費や宿泊費が大きくなる可能性があります。学費だけでなく、1年間の生活費、実習費用まで含めて準備する必要があります。


1年間のカリキュラム

修了に必要な単位は32単位です。

4月から5月は講義・演習が中心です。6月から7月には3週間の分娩介助実習と健康教育演習が行われ、その後も講義、演習、実習を繰り返しながら助産実践能力を段階的に身につけます。

科目には、助産学概論、健康教育論、子どもの成長発達と親子関係、助産技術学、ウィメンズヘルス論、助産管理論、助産診断学、周産期学、ハイリスクケア論、助産学研究などがあります。

実習では、妊娠・分娩・産褥・新生児期の助産診断とケアだけでなく、地域助産、健康教育、助産管理も学びます。

助産院で行われる継続実習では、一人の女性へ妊娠期から分娩、産後1か月まで継続的に関わります。分娩時の一場面だけを見るのではなく、妊娠中の健康状態や生活、出産体験、産後の回復、授乳、育児までを連続して捉えます。


性教育を学生が企画・実施する

ウィメンズヘルス論・実習では、小・中学生を対象とした性教育を行います。

学生が企画、運営、実施、評価まで担当し、命の大切さや性に関する健康を伝えます。

助産師は、妊娠した女性だけを対象とする職種ではありません。思春期から更年期まで、女性の生涯にわたる性と生殖の健康を支えます。

性教育では、医学知識を一方的に教えるだけではなく、対象者の発達段階、理解力、文化や家庭背景を考慮し、自分の身体と権利を尊重できるよう支援する必要があります。

入試の健康教育問題と、入学後の性教育実習がつながっている点は、聖隷クリストファー大学の特徴です。


実習施設

主な実習先には、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、静岡県内の助産院、産科・小児科クリニックなどがあります。

聖隷浜松病院や聖隷三方原病院では、高度な周産期医療と多職種による母子支援を学べます。地域の助産院では、正常経過を見極め、助産師が主体的に判断する実践へ触れます。

高度医療を行う病院と、地域に根ざした助産院・クリニックの双方で学ぶことにより、正常経過とハイリスクの違い、医療介入の必要性、助産師の自律性を理解できます。


取得できる資格

修了すると、助産師国家試験受験資格を取得できます。

さらに、受胎調節実地指導員の申請資格、新生児蘇生法Aコースの修了認定を取得できます。

受胎調節実地指導員は、避妊具の使用方法や受胎調節に関する知識を指導する資格です。助産師としてリプロダクティブヘルス/ライツを支援するうえで役立ちます。

新生児蘇生法Aコースでは、出生直後に呼吸・循環の確立が不十分な新生児に対する初期処置、人工呼吸、胸骨圧迫などを学びます。


国家試験と就職先

助産師国家試験の合格率は、2019年度から2022年度まで100%、2023年度は94.1%でした。

国家試験は全国的にも合格率の高い試験ですが、1年間の講義、演習、実習を終えながら受験準備を進めなければなりません。入学前から母性・小児看護学の基礎を固めておくことが、入学後の学修と国家試験対策の両方につながります。

主な就職先には、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、聖隷沼津病院、浜松医科大学医学部附属病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、静岡県立総合病院などがあります。

静岡県内だけでなく、愛知県、関東、中部、近畿の大学病院・総合病院への就職実績もあります。

聖隷関連施設へ必ず就職しなければならない課程ではありませんが、聖隷浜松病院や聖隷三方原病院で学び、そのまま聖隷関連施設の周産期医療へ進める環境は大きな特徴です。


聖隷クリストファー大学を本気で目指す方へ

聖隷クリストファー大学は、過去問を公開しているため対策しやすい学校に見えます。

しかし、公開問題を一度解き、解答例を覚えただけではまったくもって対策になりません。むしろそれは絶対にやってはいけない勉強ワースト#1です。公開された問題は、大学が求める基礎能力の一部を示しているにすぎないからです。そして、それはみんながやります。
みんながやるということは、全く差がつかないということです。当たり前すぎるほどの当たり前です。

翌年度には、同じ胎児循環でも出生後の循環変化として問われるかもしれません。同じ母乳栄養でも、黄疸、体重減少、母体の服薬を含む事例になる可能性があります。同じ分娩進行でも、胎児心拍数や産科出血を含むアセスメントへ変わることがあります。

当スクールの学科対策では、選択式問題、記述式問題、各設問の解剖生理、病態生理、検査、観察、看護へ広げます。アセスメント問題の強化も行っています。結果、どこの大学、大学院、助産師専門学校の問題だろうが何でも解ける力がみにつくわけです。

母性看護学では、妊娠・分娩・産褥・新生児の正常経過と異常を整理し、小児看護学では、成長発達、胎児・新生児循環、栄養、小児疾患と家族看護まで対策します。

願書・面接対策では、本人の看護実習・臨床経験を起点として、助産師を目指す理由、聖隷クリストファー大学を選ぶ理由、生命倫理、ウィメンズヘルス、地域助産、将来像を一つの筋道へリンクさせるだけでなく、到底誰にも真似できない看護職の視点からの回答を強化しています。だから面接者に褒められるのです。

公開過去問がある学校ほど、受験生の準備水準はそろいます。公開情報の一歩先まで理解し、自分の言葉で説明できる状態を作ることが必要です。

聖隷クリストファー大学助産学専攻科の学科・願書・面接対策

NSオンラインスクールの助産師学科対策・願書対策・面接対策


よくある質問

募集人数は何名ですか?

15名です。学内推薦入学者を含みます。

最新の倍率は何倍ですか?

直近の入試は30名が受験し、18名が合格したため、実質倍率は約1.7倍です。

その前年は43名が受験し、19名が合格したため、約2.3倍でした。

外部受験生だけの倍率は分かりますか?

分かりません。大学が公表する入試結果には学内推薦入学者が含まれており、区分別の人数は公開されていません。

入試科目は何ですか?

母性看護学・小児看護学の専門科目と個人面接です。出願書類も含めて総合判定されます。

専門科目は何分ですか?

60分です。

英語試験はありますか?

ありません。TOEFLやTOEICの提出も求められていません。

小論文はありますか?

独立した小論文試験はありません。

過去問は公開されていますか?

専門科目の問題、解答例、出題意図が公開されています。公開年度や掲載期間は大学の最新案内を確認してください。

小児看護学も勉強する必要がありますか?

必要です。成長発達、胎児循環、生理的体重減少、母乳栄養、気管支喘息を持つ子どもと家族への看護などが出題されています。

3年制看護専門学校卒業者は受験できますか?

看護師免許だけでは出願できない可能性があります。大学卒業、学士取得、指定された4年制専門課程修了などの学歴要件を確認してください。

学費はいくらですか?

入学金と授業料を合わせた初年度学費は158万5,000円です。保険料、諸会費、教材・実習用品、抗体価検査、実習交通費などが別途必要です。

取得できる資格は何ですか?

助産師国家試験受験資格、受胎調節実地指導員の申請資格、新生児蘇生法Aコースの修了認定です。

主な実習先はどこですか?

聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医療センター、磐田市立総合病院、静岡県内の助産院、産科・小児科クリニックなどです。

穴場ですか?

直近倍率は約1.7倍ですが、学内推薦を含んだ数字であり、年度によっては約2.3倍となっています。最難関校ではありませんが、簡単に合格できる学校とはいえません。


まとめ

聖隷クリストファー大学助産学専攻科は、1年間で助産師国家試験受験資格を取得する課程です。

募集人数は15名で、学内推薦入学者を含みます。

直近の入試は34名が志願し、30名が受験、18名が合格しました。実質倍率は約1.7倍です。前年は約2.3倍だったため、倍率には年度差があります。

一般選抜は、母性看護学・小児看護学の60分間の専門科目、個人面接、出願書類によって行われます。英語試験と独立した小論文試験はありません。

大学は専門科目の問題、解答例、出題意図を公開しています。公開問題では、妊婦健康診査、健康教育、陣痛、胎児計測、分娩時の体位、骨盤底筋体操、母乳栄養、胎児循環、生理的体重減少、小児の成長発達、気管支喘息と家族看護などが扱われています。

選択式だけでなく、理由説明、用語記述、看護を具体的に書く問題もあり、暗記だけでは対応できません。

入学後は、32単位の講義・演習・実習を履修し、聖隷浜松病院、聖隷三方原病院、浜松医療センター、助産院などで実習します。助産院では、妊娠期から分娩、産後1か月まで継続して一人の女性へ関わります。

修了によって、助産師国家試験受験資格、受胎調節実地指導員の申請資格、新生児蘇生法Aコースの修了認定を取得できます。

聖隷クリストファー大学は、過去問を入手することが難しい学校ではありません。だからこそ、公開過去問を覚えるだけではなく、出題意図を読み、周辺知識、病態生理、アセスメント、看護へ広げる対策が合否を分けます。

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主な確認資料・参考文献

聖隷クリストファー大学「助産学専攻科学生募集要項」「募集人員・選抜日程」を基に、募集人数、出願資格、入試日程、試験科目、出願書類、学費を確認しました。

倍率は、大学が公表する2024年度から2026年度までの入試結果を確認しました。各年度の数字には学内推薦入学者が含まれています。(聖隷クリストファー大学)

専門科目の内容は、大学公式の2025年度問題、解答例、出題意図を確認しました。(聖隷クリストファー大学)

カリキュラム、32単位の履修、継続実習、性教育、主な実習先は大学公式のカリキュラム案内を確認しました。(聖隷クリストファー大学)

取得資格、主な就職先、国家試験実績については、大学公式の資格・進路案内および看護学部の実績資料を確認しました。(聖隷クリストファー大学)