中林病院助産師学院 完全攻略予想問題集200/過去問 倍率 面接 入試 説明会 オープンキャンパス 口コミ

  • 2026/07/10
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中林病院助産師学院の過去問を分析すると、独特な傾向があることがわかりました。まず、法律をかなり重視します。例えば、

  • 母子保健法

  • 母体保護法

  • 男女共同参画社会基本法

  • 労働基準法

  • 育児介護休業法

  • 児童福祉法

  • 優生保護法

など助産師学校の問題にはよく出ますが、これらの中でもある特徴的な問題の出し方があること判明しました。

さらに、

  • 子宮底

  • レオポルド

  • NST

  • 胎児発育評価

  • 出生前診断

  • 血液検査

  • 妊婦健康診査

など、外来レベルまで問われる傾向があります。

加えて、国試問題には出ないシミュレーション問題が中林病院助産師学院の問題には例年出題されています。

それだけでなく、
アプガー

  • ビタミンK

  • 新生児出血性疾患

  • 聴覚スクリーニング

  • 代謝スクリーニング

  • SIDS

  • RDS

など新生児をかなり重視しています。とくに、分娩・CTG・新生児蘇生までも過去に出題されていることに着目する必要がある。

そして、

  • 前置胎盤

  • 常位胎盤早期剥離

  • 早期破水

  • FAS

  • 妊娠高血圧症候群

  • STD

などのハイリスク分野も大好きです。暗記だけでは対処できない考えさせる問題もあります。

マイナートラブル、便秘問題、胎児への影響、スモールミー ルやらの栄養問題などといった保健指導の分野もあります。ここで、私はあることに気づきました。

看護理論家もかなり出ますよ!

それらを全て反映させた最終予想問題として無完全に中林に特化した100問を20時間かけて作成しました。
詳細な解説付です。

中林助産師学院 最終予想問題①(1~20)


問1

ブラウンが提唱した看護の目的として最も適切なのはどれか。

① 患者の自立を促すこと

② 環境を整えること

③ 基本的欲求を充足すること

④ セルフケア能力を高めること

⑤ 人間関係を改善すること

正解:①

解説

ブラウンは、看護の目的を対象者の自立を促進することと考えた。

  • ② ナイチンゲール

  • ③ ヘンダーソン

  • ④ オレム

  • ⑤ ペプロウ


問2

オレムのセルフケア理論でセルフケア不足となる場合、看護が必要となる理由はどれか。

① セルフケア能力が治療上必要なセルフケア要求を満たせないため

② 疾病があるため

③ 医師が必要と判断したため

④ 家族が希望したため

⑤ 入院しているため

正解:①


問3

ペプロウが重視したものはどれか。

① 人間関係

② 環境

③ 自己効力感

④ 適応

⑤ 発達課題

正解:①


問4

母子保健法に基づき、市町村が交付するものはどれか。

① 母子健康手帳

② 療育手帳

③ 身体障害者手帳

④ 健康保険証

⑤ 障害福祉サービス受給者証

正解:①


問5

妊娠届出を受理する機関はどれか。

① 都道府県

② 保健所

③ 市町村

④ 医療機関

⑤ 厚生労働省

正解:③


問6

妊婦健康診査の目的として最も重要なのはどれか。

① 妊娠異常の早期発見

② 出産予定日を決めること

③ 性別判定

④ 帝王切開の適応を決めること

⑤ 医療費助成を受けること

正解:①


問7

受精が通常起こる部位はどれか。

① 子宮底

② 子宮峡部

③ 卵管膨大部

④ 卵巣

⑤ 腟

正解:③


問8

着床が起こる部位として最も適切なのはどれか。

① 子宮頸部

② 卵巣

③ 子宮内膜

④ 卵管

⑤ 腟

正解:③


問9

ヒト絨毛性ゴナドトロピン(hCG)を産生するのはどれか。

① 羊膜

② 合胞体栄養膜

③ 卵黄嚢

④ 子宮内膜

⑤ 臍帯

正解:②

解説

hCGは**合胞体栄養膜(syncytiotrophoblast)**から分泌され、黄体を維持して妊娠初期のプロゲステロン分泌を支える。


問10

妊娠維持に重要なホルモンはどれか。

① インスリン

② プロゲステロン

③ アドレナリン

④ アルドステロン

⑤ ガストリン

正解:②


問11

正常妊娠で子宮底長が最も高くなる時期はどれか。

① 妊娠20週頃

② 妊娠28週頃

③ 妊娠36週頃

④ 妊娠40週頃

⑤ 産褥2日目

正解:③


問12

レオポルド触診法の第1法で確認するものはどれか。

① 児背

② 先進部

③ 子宮底にある胎児部分

④ 骨盤入口への下降度

⑤ 胎児心音

正解:③


問13

正常妊娠における胎児心拍数として適切なのはどれか。

① 60〜80回/分

② 80〜100回/分

③ 110〜160回/分

④ 170〜200回/分

⑤ 200回/分以上

正解:③


問14

アプガースコアの評価項目に含まれないものはどれか。

① 心拍数

② 呼吸

③ 筋緊張

④ 血圧

⑤ 皮膚色

正解:④


問15

新生児ビタミンK欠乏性出血症の予防として適切なのはどれか。

① ビタミンA投与

② ビタミンD投与

③ ビタミンK投与

④ 鉄剤投与

⑤ 葉酸投与

正解:③


問16

妊娠高血圧症候群の診断基準に含まれるものはどれか。

① 発熱

② 高血圧

③ 徐脈

④ 貧血

⑤ 高血糖

正解:②

解説

妊娠20週以降に高血圧(必要に応じて蛋白尿などを伴う)が認められる場合に妊娠高血圧症候群を考える。


問17

妊娠中に葉酸摂取が推奨される主な理由はどれか。

① 妊婦の体重増加

② 神経管閉鎖障害の予防

③ 貧血予防のみ

④ 妊娠糖尿病予防

⑤ 便秘予防

正解:②


問18

スモールミール(少量頻回食)が勧められる妊婦はどれか。

① 妊娠悪阻

② 前置胎盤

③ 常位胎盤早期剝離

④ 切迫早産

⑤ 羊水過多

正解:①

解説

妊娠悪阻では空腹による悪心を軽減するため、少量頻回食(スモールミール)が推奨される。


問19

先天性代謝異常等検査(新生児マススクリーニング)の目的として最も適切なのはどれか。

① 染色体異常を診断すること

② 先天性代謝異常症などを早期発見し治療につなげること

③ 新生児聴覚障害を診断すること

④ 心疾患を診断すること

⑤ 発達障害を診断すること

正解:②


問20

出生前診断を希望する妊婦への助産師の対応として最も適切なのはどれか。

① 検査を受けないよう説得する。

② 検査を受けるよう勧める。

③ 助産師の価値観で判断を促す。

④ 妊婦と家族が十分な情報を得た上で自己決定できるよう支援する。

⑤ 家族の意向を優先する。

正解:④

解説

出生前診断では、助産師は中立的な立場で正確な情報を提供し、妊婦・家族の自己決定を支援することが重要である。助産師自身の価値観を押し付けたり、検査の受検・非受検を誘導したりすることは適切ではない。

問21

ウェーデンバック(Wiedenbach)が看護で最も重視したものはどれか。

① セルフケア能力
② 看護師の援助的役割
③ 適応能力
④ 基本的欲求
⑤ 環境調整

正解:②

解説

ウェーデンバックは「援助(Helping Art of Clinical Nursing)」を中心概念とし、対象者が必要とする援助を提供することを重視した。


問22

レイニンガーの看護理論で重視されるものはどれか。

① 自己効力感
② セルフケア
③ 文化
④ 発達課題
⑤ 基本的欲求

正解:③

解説

レイニンガーは文化的背景を尊重した「文化ケア理論」を提唱した。


問23

ロイの看護理論で人間は何として捉えられているか。

① 自己決定する存在
② 適応する存在
③ 欲求を満たす存在
④ 成長する存在
⑤ 社会的存在

正解:②

解説

ロイは人間を環境に適応する存在として捉えた。


問24

ハヴィガーストの発達課題で成人期前期に含まれるものはどれか。

① 基本的信頼の獲得
② 職業生活への適応
③ 言語獲得
④ 排泄の自立
⑤ 歩行の獲得

正解:②


問25

ボウルビィが提唱した理論はどれか。

① 適応理論
② 愛着理論
③ 認知発達理論
④ セルフケア理論
⑤ 看護過程理論

正解:②


問26

ピアジェの認知発達段階で具体的操作期に該当する年齢はどれか。

① 0~2歳
② 2~7歳
③ 7~11歳
④ 12歳以降
⑤ 成人期

正解:③


問27

母体保護法に基づき人工妊娠中絶が認められる条件として適切なのはどれか。

① 妊婦本人が希望すれば自由に行える。
② 医学的又は経済的理由など法律で定める要件を満たす場合に認められる。
③ 妊娠週数に制限はない。
④ 助産師のみで実施できる。
⑤ 市町村長の許可が必要である。

正解:②

解説

母体保護法では、指定医師が法律上の要件を満たす場合に人工妊娠中絶を実施できる。


問28

労働基準法で定められている産前休業は出産予定日の何週間前から請求できるか。

① 4週間
② 6週間
③ 8週間
④ 10週間
⑤ 12週間

正解:②


問29

育児・介護休業法で、原則として子が何歳になるまで育児休業を取得できるか。

① 6か月
② 1歳
③ 2歳
④ 3歳
⑤ 小学校入学まで

正解:②

※一定の条件では延長制度がある。


問30

NST(ノンストレステスト)の目的として最も適切なのはどれか。

① 子宮収縮の強さを測定する。
② 胎児の健康状態を評価する。
③ 羊水量を測定する。
④ 子宮頸管長を測定する。
⑤ 胎盤位置を確認する。

正解:②


問31

レオポルド触診法第2法で確認するものはどれか。

① 子宮底の胎児部分
② 胎児背部
③ 先進部
④ 下降度
⑤ 羊水量

正解:②


問32

妊娠初期の血液検査で必須となる項目はどれか。

① HbA1cのみ
② 血液型・不規則抗体・感染症検査など
③ 肺機能検査
④ 心電図
⑤ CT検査

正解:②


問33

妊婦が便秘になりやすい主な原因はどれか。

① エストロゲン低下
② プロゲステロンの作用
③ インスリン増加
④ hCG低下
⑤ オキシトシン増加

正解:②


問34

妊婦への便秘指導として適切なのはどれか。

① 水分制限を行う。
② 食物繊維と水分を十分摂取する。
③ 下剤を毎日服用する。
④ 食事回数を減らす。
⑤ 安静を勧める。

正解:②


問35

妊娠中に鉄需要が増加する最も大きな理由はどれか。

① 母体筋肉量増加
② 循環血液量増加と胎児への供給
③ 腎機能低下
④ インスリン分泌増加
⑤ 消化吸収低下

正解:②


問36

妊娠中に避けるべき食品として適切なのはどれか。

① 十分加熱した肉
② 低温殺菌牛乳
③ ナチュラルチーズ(非加熱)
④ 加熱した魚
⑤ 豆腐

正解:③

解説

リステリア感染予防のため、非加熱のナチュラルチーズなどは避けるよう指導する。


問37

妊娠中の葉酸摂取が特に重要な時期はどれか。

① 妊娠前から妊娠初期
② 妊娠20週以降
③ 妊娠28週以降
④ 分娩直前
⑤ 産褥期のみ

正解:①


問38

胎児心拍数陣痛図(CTG)で基線細変動が消失している場合、まず疑うべきものはどれか。

① 胎児機能不全
② 正常所見
③ 妊娠悪阻
④ 羊水過多
⑤ 母体便秘

正解:①


問39

妊娠28週の妊婦が「仰向けになると気分が悪くなる」と訴えた。最も考えられる原因はどれか。

① 妊娠糖尿病
② 仰臥位低血圧症候群
③ 前置胎盤
④ 妊娠悪阻
⑤ 切迫流産

正解:②

解説

妊娠後期では増大した子宮が下大静脈を圧迫し、仰臥位低血圧症候群を起こすことがある。左側臥位への体位変換が有効である。


問40

助産師が妊婦保健指導を行う際、最も重要な姿勢はどれか。

① 助産師が生活習慣を決定する。
② 妊婦の価値観や生活背景を尊重しながら自己管理を支援する。
③ 家族だけを指導対象とする。
④ 医師の指示のみを伝える。
⑤ 全員に同じ内容を指導する。

正解:②

解説

助産師はエンパワメントの視点を持ち、妊婦の生活背景や価値観を尊重しながら自己管理能力を高める支援を行うことが重要である。

問41

正常分娩の三要素として正しい組み合わせはどれか。

① 胎児・胎盤・臍帯

② 産道・娩出力・胎児

③ 子宮・羊水・胎盤

④ 子宮・骨盤・羊膜

⑤ 胎盤・子宮・臍帯

正解:②

解説

正常分娩の三要素は

  • 娩出力

  • 産道

  • 胎児

である。


問42

分娩第1期とはどれか。

① 陣痛開始から子宮口全開大まで

② 子宮口全開大から児娩出まで

③ 児娩出から胎盤娩出まで

④ 胎盤娩出後2時間まで

⑤ 妊娠37週以降

正解:①


問43

正常な子宮口全開大はどれか。

① 6cm

② 8cm

③ 10cm

④ 12cm

⑤ 15cm

正解:③


問44

分娩第2期とはどれか。

① 陣痛開始から全開大まで

② 全開大から児娩出まで

③ 胎盤娩出まで

④ 産褥24時間まで

⑤ 妊娠末期

正解:②


問45

分娩第3期とはどれか。

① 陣痛開始から全開大

② 全開大から児娩出

③ 児娩出から胎盤娩出

④ 胎盤娩出後24時間

⑤ 妊娠後期

正解:③


問46

胎盤剥離徴候として適切なのはどれか。

① シュレーダー徴候

② ブラウン徴候

③ ブルンベルグ徴候

④ ケルニッヒ徴候

⑤ マーフィー徴候

正解:①

解説

胎盤剥離徴候

  • シュレーダー徴候

  • クストナー徴候

  • アールフェルト徴候

は助産学校で頻出。


問47

正常胎盤の重さとして最も適切なのはどれか。

① 約200g

② 約300g

③ 約500g

④ 約800g

⑤ 約1000g

正解:③


問48

正常臍帯血管はどれか。

① 動脈1本・静脈1本

② 動脈2本・静脈1本

③ 動脈1本・静脈2本

④ 動脈2本・静脈2本

⑤ 動脈3本

正解:②


問49

臍帯脱出で最も優先される対応はどれか。

① 歩行させる

② 胎児先進部の圧迫解除

③ 食事摂取

④ NST終了

⑤ 浣腸

正解:②


問50

胎児心拍数陣痛図で早発一過性徐脈が示すものはどれか。

① 臍帯圧迫

② 胎児頭部圧迫

③ 胎盤機能不全

④ 胎児貧血

⑤ 子宮破裂

正解:②


問51

遅発一過性徐脈で最も考えられる原因はどれか。

① 胎児頭部圧迫

② 胎盤機能不全

③ 臍帯圧迫

④ 羊水過多

⑤ 羊水過少

正解:②


問52

変動一過性徐脈の原因はどれか。

① 胎児頭部圧迫

② 臍帯圧迫

③ 胎盤剥離

④ 母体発熱

⑤ 前置胎盤

正解:②


問53

アプガースコアで評価しない項目はどれか。

① 心拍数

② 呼吸

③ 筋緊張

④ 血圧

⑤ 皮膚色

正解:④


問54

出生直後に最優先で確認するものはどれか。

① 体重

② 気道と呼吸

③ 頭囲

④ 身長

⑤ 排便

正解:②


問55

新生児一過性多呼吸(TTN)の特徴として正しいものはどれか。

① 呼吸数低下

② 出生直後から頻呼吸

③ 高血糖

④ 徐脈

⑤ 黄疸のみ

正解:②


問56

新生児呼吸窮迫症候群(RDS)の主な原因はどれか。

① サーファクタント不足

② ビタミンK欠乏

③ 肺炎

④ 心不全

⑤ 高血糖

正解:①


問57

乳幼児突然死症候群(SIDS)の予防として推奨されるものはどれか。

① うつ伏せ寝

② 仰向け寝

③ 枕を高くする

④ 厚着

⑤ 添い寝を必ず行う

正解:②


問58

ビタミンK欠乏性出血症予防として行うものはどれか。

① ビタミンA投与

② ビタミンD投与

③ ビタミンK投与

④ 鉄剤投与

⑤ 葉酸投与

正解:③


問59

胎児性アルコール症候群(FAS)の原因となるものはどれか。

① 妊娠中の喫煙

② 妊娠中の飲酒

③ カフェイン摂取

④ 塩分摂取

⑤ 妊娠糖尿病

正解:②


問60

分娩後最も注意すべき母体合併症はどれか。

① 産後出血

② 虫垂炎

③ 胆石症

④ 腎結石

⑤ 緑内障

正解:①

問61

妊娠高血圧症候群(HDP)の診断で最も重要となる所見はどれか。

① Hb低下

② 妊娠20週以降の高血圧

③ CRP上昇

④ 発熱

⑤ 頻脈

正解:②

解説

妊娠高血圧症候群は、妊娠20週以降に高血圧を認めることを基本として診断される。


問62

妊娠糖尿病(GDM)で最も注意すべき胎児合併症はどれか。

① 神経管閉鎖障害

② 巨大児

③ 小頭症

④ 無脳症

⑤ 口唇裂

正解:②

解説

妊娠糖尿病では胎児高インスリン血症により巨大児となるリスクが高くなる。


問63

前置胎盤で最も特徴的な症状はどれか。

① 激しい腹痛

② 無痛性性器出血

③ 高熱

④ 悪寒

⑤ 下痢

正解:②


問64

常位胎盤早期剝離で最も特徴的な症状はどれか。

① 無痛性出血

② 激しい腹痛と子宮の板状硬

③ 発熱

④ 悪心のみ

⑤ 徐脈

正解:②


問65

前期破水(PROM)の妊婦で最も注意すべき合併症はどれか。

① 妊娠糖尿病

② 子宮内感染

③ 貧血

④ 胎児奇形

⑤ 妊娠悪阻

正解:②


問66

GBS(B群溶血性レンサ球菌)陽性妊婦の分娩時対応として適切なのはどれか。

① 抗菌薬を分娩時に投与する。

② 帝王切開を必ず行う。

③ 妊娠中絶を勧める。

④ 抗ウイルス薬を投与する。

⑤ 分娩誘発は禁止する。

正解:①

解説

GBS陽性妊婦では、新生児への垂直感染予防のため分娩時に抗菌薬を投与する。


問67

TORCH症候群に含まれないものはどれか。

① トキソプラズマ

② 風しん

③ サイトメガロウイルス

④ 梅毒

⑤ 百日咳

正解:⑤


問68

妊娠中の風しん感染で最も注意すべきものはどれか。

① 妊娠糖尿病

② 先天性風しん症候群

③ 羊水過多

④ 前置胎盤

⑤ 妊娠悪阻

正解:②


問69

妊婦への保健指導として、生肉を避ける理由はどれか。

① 高血圧予防

② トキソプラズマ感染予防

③ 貧血予防

④ 便秘予防

⑤ 妊娠糖尿病予防

正解:②


問70

産褥期の子宮復古で正常な経過として適切なのはどれか。

① 日ごとに子宮底は下降する。

② 子宮底は毎日上昇する。

③ 分娩後1週間で妊娠時と同じ大きさになる。

④ 子宮復古は起こらない。

⑤ 子宮底長は変化しない。

正解:①


問71

正常悪露の経過として適切なのはどれか。

① 赤色から褐色、黄色、白色へ変化する。

② 白色から赤色へ変化する。

③ 常に鮮血である。

④ 黒色へ変化する。

⑤ 緑色へ変化する。

正解:①


問72

乳汁分泌を促進するホルモンはどれか。

① エストロゲン

② プロラクチン

③ テストステロン

④ コルチゾール

⑤ アルドステロン

正解:②


問73

射乳反射に最も関与するホルモンはどれか。

① プロラクチン

② オキシトシン

③ hCG

④ FSH

⑤ LH

正解:②


問74

母乳栄養の児に不足しやすく出生後に予防投与を行うものはどれか。

① ビタミンA

② ビタミンK

③ ビタミンC

④ 葉酸

⑤ ビタミンB₁₂

正解:②


問75

乳房緊満時の助産師の対応として適切なのはどれか。

① 授乳を中止する。

② 頻回授乳を勧める。

③ 水分摂取を禁止する。

④ 乳房を強く圧迫する。

⑤ 搾乳は禁止する。

正解:②


問76

乳頭亀裂の予防として最も重要なのはどれか。

① 正しい吸着(ラッチオン)

② 授乳回数を減らす。

③ 母乳を止める。

④ 哺乳瓶のみ使用する。

⑤ 水分制限を行う。

正解:①


問77

新生児黄疸で生理的黄疸の特徴として適切なのはどれか。

① 出生直後から高度黄疸を認める。

② 生後2~3日頃から出現する。

③ 生後1時間以内に出現する。

④ 常に交換輸血が必要である。

⑤ 敗血症による黄疸である。

正解:②


問78

出生直後の正期産新生児の正常呼吸数はどれか。

① 10~20回/分

② 20~30回/分

③ 30~60回/分

④ 70~90回/分

⑤ 100回以上/分

正解:③


問79

新生児蘇生法(NCPR)で最初に評価する項目として適切なのはどれか。

① 血糖値

② 呼吸と心拍

③ 体重

④ 頭囲

⑤ ビリルビン値

正解:②

解説

出生直後は「正期産か」「筋緊張は良いか」「呼吸・啼泣はあるか」を迅速に確認し、必要に応じて心拍数を評価して蘇生を開始する。


問80

産後うつ病の予防・早期発見に最も有用な質問票はどれか。

① MMSE

② エジンバラ産後うつ病質問票(EPDS)

③ HDS-R

④ Barthel Index

⑤ FIM

正解:②

解説

EPDS(Edinburgh Postnatal Depression Scale)は産後うつ病のスクリーニングに広く用いられている。助産師外来や産後健診でも重要である。

問81

出生前診断について助産師の対応として最も適切なのはどれか。

① 検査を受けるよう勧める。

② 検査を受けないよう説得する。

③ 妊婦と家族が十分な情報を得て自己決定できるよう支援する。

④ 助産師の価値観で判断を促す。

⑤ 家族のみへ説明する。

正解:③

解説

助産師は出生前診断において中立性を保ち、十分な情報提供を行い、妊婦・家族の自己決定を支援する。


問82

NIPT(非侵襲性出生前遺伝学的検査)について正しいものはどれか。

① 確定診断である。

② 母体血を用いる非確定的検査である。

③ 羊水を採取する。

④ 全ての染色体異常を診断できる。

⑤ 妊婦全員に義務付けられている。

正解:②


問83

羊水検査について正しいものはどれか。

① 非侵襲的検査である。

② 確定的出生前診断となる。

③ 母体血だけで行う。

④ 妊娠初期しか実施できない。

⑤ 流産リスクはない。

正解:②


問84

妊娠初期に風しん抗体価が低い妊婦への説明として適切なのはどれか。

① 妊娠中にMRワクチンを接種する。

② 妊娠中はMRワクチン接種を避け、感染予防を行う。

③ ワクチン接種は不要である。

④ 抗菌薬を内服する。

⑤ 分娩後も接種できない。

正解:②


問85

妊婦が海外渡航前に相談した。蚊媒介感染症で胎児への影響が問題となるものはどれか。

① マラリア

② ジカウイルス感染症

③ インフルエンザ

④ 百日咳

⑤ RSウイルス感染症

正解:②


問86

性感染症のうち、妊婦健診で全例スクリーニングの対象となるものはどれか。

① HIV

② クラミジア

③ 梅毒

④ B型肝炎

⑤ 上記すべて

正解:⑤

解説

日本の妊婦健康診査では、HIV、梅毒、B型肝炎、クラミジアなどが標準的な検査項目に含まれている。


問87

妊娠中の喫煙による胎児への影響として最も考えられるものはどれか。

① 巨大児

② 低出生体重児

③ 巨舌

④ 巨頭症

⑤ 水頭症

正解:②


問88

妊婦への禁煙指導で最も適切なのはどれか。

① 電子たばこなら安全であると説明する。

② 加熱式たばこなら安全であると説明する。

③ 全てのたばこ製品を避けるよう支援する。

④ 本数を半分に減らせば十分である。

⑤ 出産後に禁煙すればよい。

正解:③


問89

母乳栄養の利点として適切でないものはどれか。

① 感染予防効果

② 母子愛着形成

③ 母体の子宮復古促進

④ 新生児の永久免疫獲得

⑤ 消化吸収に優れる

正解:④


問90

産後1週間の褥婦が38.8℃の発熱と乳房の発赤・疼痛を訴えた。最も考えられるものはどれか。

① 乳腺炎

② 子宮復古不全

③ 羊水塞栓症

④ 妊娠悪阻

⑤ 前置胎盤

正解:①


問91

母乳分泌促進のために最も重要なものはどれか。

① 頻回授乳

② 水分制限

③ 授乳中止

④ 人工乳への切り替え

⑤ 睡眠薬服用

正解:①


問92

新生児聴覚スクリーニング検査の目的はどれか。

① 難聴を早期発見する。

② 心疾患を診断する。

③ 代謝異常を診断する。

④ 染色体異常を診断する。

⑤ 発達障害を診断する。

正解:①


問93

退院後早期に助産師が新生児訪問で最も優先して確認するものはどれか。

① 母子の健康状態

② 家計状況

③ 家電製品

④ 家族構成のみ

⑤ 学歴

正解:①


問94

乳幼児揺さぶられ症候群(Shaken Baby Syndrome)の予防指導として適切なのはどれか。

① 泣き止まない時は強く揺する。

② 泣いても抱かない。

③ 揺さぶる危険性を保護者へ説明する。

④ 一人で育児するよう勧める。

⑤ 夜間授乳を禁止する。

正解:③


問95

児童虐待予防で助産師が最も早期から関わるべき時期はどれか。

① 出産後のみ

② 妊娠期から

③ 小学校入学後

④ 思春期

⑤ 成人後

正解:②


問96

災害時、妊産婦支援で最も優先されるものはどれか。

① 化粧品

② 安全な水・衛生環境・継続医療

③ 育児書

④ ベビーカー

⑤ おもちゃ

正解:②


問97

助産師の守秘義務について正しいものはどれか。

① 家族には自由に情報提供できる。

② 本人の同意なくSNSで共有できる。

③ 業務上知り得た秘密を正当な理由なく漏らしてはならない。

④ 同僚には全て話してよい。

⑤ 卒業後は守秘義務は消滅する。

正解:③


問98

助産録の記載として最も重要なことはどれか。

① 推測を書く。

② 主観だけを書く。

③ 客観的・正確に記録する。

④ 家族の感想を書く。

⑤ 記録しなくてもよい。

正解:③


問99

助産師が地域で継続支援を行う目的として最も適切なのはどれか。

① 医療費削減のみ

② 母子の健康保持・育児支援・虐待予防

③ 分娩件数増加

④ 入院期間短縮

⑤ 保健師業務代行

正解:②


問100

妊娠・分娩・産褥・新生児期を通して助産師に最も求められる姿勢はどれか。

① 助産師の価値観を優先する。

② 医師の指示のみで判断する。

③ エビデンスに基づき、対象者の意思を尊重し継続的に支援する。

④ 家族の希望のみを優先する。

⑤ 全ての対象者に同一の指導を行う。

正解:③

解説

助産師は、科学的根拠(Evidence-Based Practice)に基づきながら、妊婦・褥婦・新生児・家族の価値観や意思を尊重し、妊娠期から産後まで切れ目のない支援を提供することが求められる。

強化問題①(101〜125)


問101 ★★

ペプロウの看護理論で、看護師と患者の関係形成の最初の段階はどれか。

① 同一化期

② 利用期

③ 問題解決期

④ 方向づけ期

⑤ 終結期

正解:④

解説

ペプロウの対人関係理論では

方向づけ期
→同一化期
→利用期
→終結期

の順となる。


問102 ★

レイニンガー理論で最も重要な概念はどれか。

① 適応

② セルフケア

③ 文化

④ 基本的欲求

⑤ 発達

正解:③


問103 ★★

妊娠8週の超音波検査で確認できる所見として最も適切なのはどれか。

① 胎動自覚

② 胎児心拍

③ 胎児聴診

④ NST反応

⑤ 羊水混濁

正解:②


問104 ★★

hCGの主な働きはどれか。

① 子宮収縮促進

② 黄体機能維持

③ 射乳促進

④ 排卵誘発

⑤ 卵胞発育

正解:②


問105 ★★

妊娠初期にプロゲステロンが低下すると最も起こりやすいものはどれか。

① 流産

② 妊娠糖尿病

③ 羊水過多

④ 前置胎盤

⑤ 前期破水

正解:①


問106 ★★★

妊娠32週。

子宮底長が週数より4cm短い。

最も考えられるものはどれか。

① 羊水過多

② 巨大児

③ 胎児発育不全(FGR)

④ 双胎

⑤ 妊娠糖尿病

正解:③


問107 ★★

妊婦健診で浮腫を認めた。

まず確認すべきものはどれか。

① BMI

② 血圧

③ 身長

④ 視力

⑤ 握力

正解:②


問108 ★★

妊娠中に最も鉄需要が増加する理由はどれか。

① 胎児・胎盤への供給と循環血液量増加

② 食欲増加

③ 腎機能低下

④ インスリン増加

⑤ 血糖上昇

正解:①


問109 ★★★

妊婦が

「最近動悸がします。」

Hb 9.0g/dL

最も考えられるものはどれか。

① 鉄欠乏性貧血

② 心筋梗塞

③ 肺炎

④ 気胸

⑤ 糖尿病

正解:①


問110 ★★

妊婦への鉄剤内服指導として適切なのはどれか。

① 牛乳で服用する。

② お茶で服用する。

③ ビタミンCと一緒に服用すると吸収が良い。

④ 食後すぐ中止する。

⑤ 毎日休薬する。

正解:③


問111 ★★★

NSTで

基線150

細変動正常

アクセラレーションあり

最も適切な判定はどれか。

① non-reactive

② reactive

③ sinusoidal

④ 胎児仮死

⑤ 遅発徐脈

正解:②


問112 ★★★

NSTで

細変動消失

遅発徐脈

最も疑うものはどれか。

① 胎児機能不全

② 正常

③ 妊娠悪阻

④ 双胎

⑤ 便秘

正解:①


問113 ★★

レオポルド触診第3法で確認するものはどれか。

① 胎児背部

② 子宮底

③ 先進部

④ 胎盤

⑤ 羊水

正解:③


問114 ★★

胎児心音を最もよく聴取できる場所はどれか。

① 胎児背側

② 胎児四肢

③ 子宮底

④ 恥骨結合

⑤ 臍帯

正解:①


問115 ★★★

正常陣痛の特徴はどれか。

① 強さが一定

② 周期的に増強する

③ 体位で消失しない

④ 頸管開大を伴う

⑤ すべて正しい

正解:⑤


問116 ★★

破水が疑われた場合、最初に避けるべきことはどれか。

① 外陰部観察

② 内診

③ バイタル測定

④ 胎児心拍確認

⑤ 問診

正解:②

解説

前期破水が疑われる場合、不必要な腟内診は感染リスクを高めるため避ける。


問117 ★★★

妊婦

39週

破水

胎児心拍70/分

最も疑うものはどれか。

① 臍帯脱出

② 妊娠悪阻

③ 前置胎盤

④ 双胎

⑤ 羊水過多

正解:①


問118 ★★

胎盤娩出後最初に確認するものはどれか。

① 悪露

② 胎盤の完全性

③ 母乳量

④ 新生児身長

⑤ 臍帯長

正解:②


問119 ★★

正常新生児の体温はどれか。

① 34℃

② 35℃

③ 36.5〜37.5℃

④ 38.5℃

⑤ 39℃

正解:③


問120 ★★★

出生直後

啼泣なし

心拍80/分

最初に行う対応はどれか。

① 胸骨圧迫

② 陽圧換気

③ アドレナリン

④ 授乳

⑤ 沐浴

正解:②


問121 ★★

母乳栄養で児が乳房を深くくわえる目的はどれか。

① 母体疼痛を増やす

② 効率よく哺乳し乳頭損傷を防ぐ

③ 哺乳量を減らす

④ 吐乳を増やす

⑤ 空気を飲ませる

正解:②


問122 ★★

EPDSの目的はどれか。

① 発達評価

② 新生児評価

③ 産後うつスクリーニング

④ 分娩進行評価

⑤ 愛着形成評価

正解:③


問123 ★★★

産後3日

38.7℃

乳房発赤

疼痛

最も考えられるものはどれか。

① 乳腺炎

② 子宮破裂

③ DIC

④ 子癇

⑤ HELLP症候群

正解:①


問124 ★★

母乳育児支援で最も重要なものはどれか。

① 時間授乳のみ

② 頻回授乳

③ 人工乳優先

④ 水分制限

⑤ 授乳禁止

正解:②


問125 ★★★

妊娠・分娩・産褥を通して助産師が最も重視すべきものはどれか。

① 医療者主体

② 助産師主体

③ 対象者中心のケア

④ 家族主体

⑤ 医師主体

正解:③

解説

近年の助産学では、「対象者中心(Woman-centered care)」が基本理念である。妊婦・褥婦・家族の価値観や意思を尊重し、科学的根拠に基づいた支援を行うことが助産師に求められる。
問126 ★★★

妊娠35週。血圧160/112mmHg、尿蛋白2+、頭痛を訴えている。最も考えられるものはどれか。

① 妊娠悪阻

② 妊娠高血圧症候群

③ 妊娠糖尿病

④ 切迫早産

⑤ 前置胎盤

正解:②

解説

妊娠20週以降の高血圧に蛋白尿や臓器障害を伴う場合は妊娠高血圧症候群を疑う。頭痛は重症化を示唆する重要な症状である。


問127 ★★★

HELLP症候群で特徴的な検査所見はどれか。

① 高血糖・低Na血症・高K血症

② 溶血・肝酵素上昇・血小板減少

③ 白血球減少・低体温・低血糖

④ 高カルシウム血症・高尿酸血症

⑤ CRPのみ上昇

正解:②

解説

HELLP症候群は

  • Hemolysis(溶血)

  • Elevated Liver enzymes(肝酵素上昇)

  • Low Platelets(血小板減少)

から命名されている。


問128 ★★★

妊婦が突然呼吸困難となり、ショック状態となった。最も疑われるものはどれか。

① 妊娠悪阻

② 羊水塞栓症

③ 前置胎盤

④ 妊娠糖尿病

⑤ 鉄欠乏性貧血

正解:②


問129 ★★★

分娩後に弛緩出血が疑われた。最初に行う対応として適切なのはどれか。

① 子宮底を確認し子宮収縮を促す。

② 食事を勧める。

③ 歩行させる。

④ 授乳を中止する。

⑤ 沐浴を行う。

正解:①

解説

弛緩出血では子宮収縮不全が原因であることが多く、子宮底の確認や子宮収縮を促す対応が重要である。


問130 ★★

胎児発育不全(FGR)の原因として最も考えられるものはどれか。

① 妊娠高血圧症候群

② 花粉症

③ 近視

④ 虫歯

⑤ 扁桃炎

正解:①


問131 ★★★

胎児心拍数陣痛図で基線細変動が消失し、遅発一過性徐脈を認める。最も考えられる状態はどれか。

① 胎児機能不全

② 正常分娩

③ 妊娠悪阻

④ 胎児巨大児

⑤ 正常反応

正解:①


問132 ★★★

BPP(Biophysical Profile Score)の評価項目に含まれないものはどれか。

① 胎児呼吸様運動

② 胎動

③ 羊水量

④ NST

⑤ 母体血圧

正解:⑤

解説

BPPは

  • NST

  • 胎動

  • 胎児呼吸様運動

  • 筋緊張

  • 羊水量

の5項目で評価する。


問133 ★★

羊水過少で最も注意すべきものはどれか。

① 臍帯圧迫

② 妊娠悪阻

③ 巨大児

④ 妊娠線

⑤ 色素沈着

正解:①


問134 ★★

Rh陰性妊婦でRh陽性児を出産した場合、次回妊娠への感作予防として投与されるものはどれか。

① 抗D免疫グロブリン

② ビタミンK

③ インスリン

④ オキシトシン

⑤ MgSO₄

正解:①

解説

Rh不適合妊娠では、Rh陰性妊婦への抗D免疫グロブリン投与により母体感作を予防する。


問135 ★★★

妊娠糖尿病で巨大児となる主な機序はどれか。

① 母体低血糖

② 胎児高インスリン血症

③ 母体低蛋白血症

④ 羊水減少

⑤ ビタミンK欠乏

正解:②


問136 ★★★

妊娠37週。破水後に胎児心拍数が急激に70回/分へ低下した。最も優先して疑うものはどれか。

① 臍帯脱出

② 妊娠糖尿病

③ 子宮筋腫

④ 妊娠悪阻

⑤ 前置胎盤

正解:①

解説

破水直後の急激な胎児徐脈では臍帯脱出を第一に疑う。迅速な内診と胎児先進部による圧迫解除が重要である。


問137 ★★★

助産録の記載として最も適切なのはどれか。

① 推測を書いてもよい。

② 後日まとめて記録する。

③ 客観的事実を時系列で正確に記録する。

④ 家族の話だけを記録する。

⑤ 記録は不要である。

正解:③

解説

助産録は法的にも重要な診療記録であり、客観的事実を正確かつ時系列に沿って記載することが求められる。

問138 ★★★

一絨毛膜双胎で最も注意すべき合併症はどれか。

① 妊娠悪阻

② 双胎間輸血症候群(TTTS)

③ 羊水塞栓症

④ 巨大児

⑤ 子宮筋腫

正解:②

解説

一絨毛膜双胎では胎盤血管吻合により**双胎間輸血症候群(TTTS)**を生じることがある。受血児では羊水過多、供血児では羊水過少を呈し、周産期予後に大きく影響する。


問139 ★★★

双胎妊娠で二絨毛膜双胎に比べ、一絨毛膜双胎でリスクが高いものはどれか。

① 妊娠悪阻

② TTTS

③ 妊娠糖尿病

④ 便秘

⑤ 腰痛

正解:②


問140 ★★★

妊娠39週。児頭娩出後に肩が娩出されない。最も考えられるものはどれか。

① 子宮破裂

② 肩甲難産

③ 前置胎盤

④ 臍帯脱出

⑤ 羊水塞栓症

正解:②

解説

肩甲難産は児頭娩出後に前在肩が恥骨結合に嵌頓し、肩の娩出が困難となる産科救急である。


問141 ★★★

肩甲難産時の初期対応として適切なのはどれか。

① McRoberts体位をとる。

② 母体を立位にする。

③ 強く児頭を牽引する。

④ 帝王切開へ変更する。

⑤ 会陰縫合を行う。

正解:①


問142 ★★★

妊娠38週。激しい腹痛後に陣痛が消失し、胎児心拍数が急激に低下した。既往に帝王切開歴がある。最も疑われるものはどれか。

① 子宮破裂

② 前置胎盤

③ 妊娠悪阻

④ 妊娠糖尿病

⑤ 卵巣嚢腫

正解:①


問143 ★★★

子癇発作時に第一選択となる薬剤はどれか。

① インスリン

② 硫酸マグネシウム

③ オキシトシン

④ ビタミンK

⑤ フロセミド

正解:②

解説

子癇では**硫酸マグネシウム(MgSO₄)**がけいれん予防・治療の第一選択である。


問144 ★★★

産科DICの誘因として最も考えられるものはどれか。

① 妊娠悪阻

② 常位胎盤早期剝離

③ 妊娠線

④ 便秘

⑤ 腰痛

正解:②


問145 ★★★

NCPRにおいて、十分な換気を30秒実施後も心拍数が60回/分未満の場合に行う対応はどれか。

① 授乳

② 胸骨圧迫を開始する。

③ 沐浴

④ 哺乳瓶で栄養補給する。

⑤ 保育器へ入れる。

正解:②

解説

新生児蘇生法では、有効な換気を30秒実施しても心拍数が60回/分未満であれば胸骨圧迫を開始する。


問146 ★★★

産後5日。38.5℃の発熱、子宮圧痛、悪臭を伴う悪露を認めた。最も考えられるものはどれか。

① 乳汁分泌開始

② 産褥子宮内感染

③ 正常悪露

④ 子宮復古良好

⑤ 新生児黄疸

正解:②


問147 ★★

乳房に硬結があり発赤はない。授乳後に改善する。最も考えられるものはどれか。

① 乳汁うっ滞

② 乳癌

③ 乳腺炎

④ 膿瘍

⑤ 乳頭腫

正解:①


問148 ★★★

妊婦へのRSウイルス感染症予防について正しいものはどれか。

① 妊婦への予防法は存在しない。

② 妊婦用RSウイルスワクチンが実用化されている。

③ 生ワクチンである。

④ 出産後しか接種できない。

⑤ 新生児へ直接接種する。

正解:②

解説

RSウイルス母子免疫ワクチンは妊娠後期に接種することで、母体由来抗体を介して乳児の重症RSウイルス感染症を予防することが期待される。


問149 ★★★

助産師がインシデントを経験した場合、最も適切な対応はどれか。

① 記録を修正する。

② 報告せず様子を見る。

③ 速やかに報告し再発防止につなげる。

④ 家族へ隠す。

⑤ SNSで共有する。

正解:③


問150 ★★★

出生前診断を希望する妊婦が「どうしたらいいですか」と助産師へ相談した。最も適切な対応はどれか。

① 検査を受けるよう勧める。

② 検査を受けないよう勧める。

③ 助産師自身の価値観を伝える。

④ 正確な情報を提供し、妊婦・家族が十分に考えて自己決定できるよう支援する。

⑤ 家族だけへ説明する。

正解:④

解説

出生前診断に関する支援では、助産師は価値判断を押し付けず、中立的な立場で情報提供を行い、妊婦と家族の自己決定を支援することが基本である。
問151 ★★★

Aさん(28歳、初産婦)。妊娠39週2日。

規則的な陣痛で入院した。

内診所見は子宮口5cm開大、展退80%、児頭Station-1。

NSTでは基線145回/分、基線細変動は正常、アクセラレーションあり、デセラレーションは認めない。

助産師の判断として最も適切なのはどれか。

① 胎児機能不全を疑う

② 帝王切開を準備する

③ 正常経過として分娩を見守る

④ 酸素投与を開始する

⑤ 子宮収縮抑制薬を投与する

正解:③

解説

胎児心拍数基線110〜160回/分、基線細変動正常、アクセラレーションあり、デセラレーションなしは**CategoryⅠ(正常)**である。


問152 ★★★

妊娠40週。

陣痛発来後、NSTで遅発一過性徐脈が繰り返し認められた。

最初に助産師が行う対応として最も適切なのはどれか。

① 分娩を終了する

② 左側臥位へ体位変換する

③ 歩行させる

④ 食事を勧める

⑤ 沐浴する

正解:②

解説

遅発一過性徐脈ではまず子宮胎盤循環の改善を目的として左側臥位とする。


問153 ★★★

妊娠31週。

血圧168/110mmHg。

尿蛋白3+。

激しい頭痛と眼前暗黒感を訴える。

最も優先すべき対応はどれか。

① 帰宅を勧める

② 外来フォローとする

③ 医師へ直ちに報告する

④ 水分摂取のみ指導する

⑤ 運動を勧める

正解:③

解説

重症妊娠高血圧症候群を疑う。

子癇へ進展する危険があり緊急対応が必要。


問154 ★★★

妊娠38週。

突然大量の鮮紅色性器出血があった。

腹痛はない。

最も疑われるものはどれか。

① 前置胎盤

② 常位胎盤早期剝離

③ 子宮破裂

④ 子宮筋腫

⑤ 妊娠悪阻

正解:①

解説

前置胎盤では

無痛性反復性出血

が特徴である。


問155 ★★★

妊娠37週。

突然激しい腹痛。

子宮は板状硬。

胎児心拍数90回/分。

最も考えられるものはどれか。

① 前置胎盤

② 常位胎盤早期剝離

③ 妊娠糖尿病

④ 妊娠悪阻

⑤ 羊水過多

正解:②


問156 ★★★

妊娠39週。

破水直後から胎児心拍数70回/分となった。

まず疑うべきものはどれか。

① 妊娠高血圧症候群

② 臍帯脱出

③ 巨大児

④ 前置胎盤

⑤ 妊娠糖尿病

正解:②

解説

破水後急激な胎児徐脈では

まず臍帯脱出を疑う。


問157 ★★★

産後30分。

出血量900mL。

子宮底は軟らかい。

助産師が最初に行う対応はどれか。

① 子宮収縮状態を改善する援助を行う

② 歩行を促す

③ 授乳を中止する

④ 沐浴を行う

⑤ 食事を勧める

正解:①

解説

子宮弛緩による産後出血が疑われる。

子宮底マッサージや子宮収縮薬投与の準備など、速やかな対応が必要である。


問158 ★★★

出生直後。

啼泣が弱く心拍数は80回/分。

最初に行う処置として適切なのはどれか。

① 胸骨圧迫

② 陽圧換気

③ アドレナリン投与

④ 母乳哺育

⑤ 保育器搬送のみ

正解:②

解説

NCPRでは

心拍100未満で無呼吸または努力呼吸なら

陽圧換気

が第一選択となる。


問159 ★★★

産後7日。

38.6℃。

乳房発赤。

圧痛。

最も考えられるものはどれか。

① 乳腺炎

② 正常乳汁分泌

③ 子宮復古不全

④ 尿路感染

⑤ 子癇

正解:①


問160 ★★★

生後3日。

総ビリルビン13mg/dL。

全身状態良好。

哺乳良好。

最も考えられるものはどれか。

① 生理的黄疸

② 敗血症

③ 新生児仮死

④ RDS

⑤ 先天性心疾患

正解:①

解説

正期産児では、生後2~3日頃から黄疸が出現し、生後4~5日頃にピークを迎える生理的黄疸がみられることがある。ただし、出生後24時間以内に出現する黄疸や急速なビリルビン上昇は病的黄疸を疑う。
問161 ★★★

Aさん(31歳、初産婦)。妊娠39週5日。

陣痛発来後8時間が経過した。子宮口は8cm開大であったが、その後2時間経過しても開大は変化していない。陣痛は10分間に5回、持続時間は60秒である。

最も考えられるものはどれか。

① 微弱陣痛

② 遷延分娩

③ 急速遂娩

④ 正常経過

⑤ 前置胎盤

正解:②

解説

陣痛は十分あるにもかかわらず分娩進行が停滞している。分娩停止の原因(Power・Passenger・Passage)の評価が必要である。


問162 ★★★

妊娠34週。

「朝から胎動がほとんどありません。」

最初に助産師が優先して行うべき対応はどれか。

① 安静にして様子を見るよう説明する。

② 次回健診まで待つよう説明する。

③ 胎児心拍を速やかに確認する。

④ 水分摂取を勧める。

⑤ 歩行を勧める。

正解:③


問163 ★★★

妊娠30週。

血圧170/112mmHg。

突然全身性けいれんを起こした。

最も考えられるものはどれか。

① 子癇

② てんかん

③ 妊娠悪阻

④ 妊娠糖尿病

⑤ 貧血

正解:①

解説

妊娠高血圧症候群にけいれんを合併した場合は子癇を疑う。母体・胎児ともに緊急対応が必要である。


問164 ★★★

妊娠39週。

胎児心拍数基線170回/分が20分以上持続している。

まず考えるべき状態はどれか。

① 胎児頻脈

② 胎児徐脈

③ 正常所見

④ 胎児死亡

⑤ 新生児仮死

正解:①


問165 ★★★

分娩第2期。

児頭娩出後、肩が娩出されない。

最も適切な初期対応はどれか。

① McRoberts体位をとる。

② 強く児頭を牽引する。

③ 直ちに帝王切開へ変更する。

④ 歩行させる。

⑤ 子宮収縮抑制薬を投与する。

正解:①


問166 ★★★

産後2時間。

子宮底は臍上2横指、軟らかく、多量の性器出血を認める。

最も考えられる原因はどれか。

① 子宮復古良好

② 弛緩出血

③ 正常悪露

④ 尿閉

⑤ 乳汁分泌

正解:②

解説

軟らかい子宮と多量出血は子宮収縮不全による弛緩出血を示唆する。


問167 ★★★

出生直後。

正期産児。

自発呼吸はあるが呻吟を認め、呼吸数80回/分である。

最も考えられるものはどれか。

① 新生児一過性多呼吸(TTN)

② 正常呼吸

③ SIDS

④ 新生児黄疸

⑤ ビタミンK欠乏症

正解:①


問168 ★★★

産後4日。

褥婦は「赤ちゃんがかわいいと思えません。涙が止まりません。」と話している。

助産師がまず行うべき対応はどれか。

① 「皆そうです」と説明する。

② EPDSなどを用いて精神状態を評価する。

③ すぐ精神科へ転院させる。

④ 育児を中止するよう勧める。

⑤ 授乳を禁止する。

正解:②

解説

産後うつの可能性を考え、傾聴と評価を行い、必要に応じて医療・地域支援につなげる。


問169 ★★★

妊娠10週。

妊婦から「猫を飼っていますが大丈夫でしょうか。」と相談を受けた。

助産師の説明として最も適切なのはどれか。

① すぐ猫を手放すよう勧める。

② トキソプラズマ感染予防のため、猫の排泄物の取り扱いに注意するよう説明する。

③ 特に注意は不要である。

④ 猫から風しんに感染すると説明する。

⑤ 毎日抗菌薬を服用するよう勧める。

正解:②


問170 ★★★

妊娠36週。

GBS陽性であることが確認されている。

分娩管理として最も適切なのはどれか。

① 分娩開始時から抗菌薬を投与する。

② 妊娠中絶を勧める。

③ 帝王切開を選択する。

④ 分娩誘発は禁止する。

⑤ 新生児だけに抗菌薬を投与する。

正解:①

解説

GBS陽性妊婦では、分娩時の抗菌薬予防投与により早発型GBS感染症を予防することが推奨されている。
問171 ★★★

Aさん(29歳、初産婦)。妊娠39週0日。

NSTで基線145回/分、基線細変動は中等度、アクセラレーションは認めるが、陣痛のたびに変動一過性徐脈を認めた。

最も考えられる原因はどれか。

① 胎児頭部圧迫

② 臍帯圧迫

③ 胎盤機能不全

④ 母体高血圧

⑤ 羊水過多

正解:②

解説

変動一過性徐脈は臍帯圧迫によって生じる。CTG判読では最も頻出である。


問172 ★★★

妊娠38週。

BPP(Biophysical Profile)で評価しない項目はどれか。

① NST

② 羊水量

③ 胎動

④ 胎児呼吸様運動

⑤ 子宮頸管長

正解:⑤

解説

BPPは

  • NST

  • 胎動

  • 胎児呼吸様運動

  • 胎児筋緊張

  • 羊水量

の5項目で評価する。


問173 ★★★

Rh陰性妊婦がRh陽性児を出産した。

次回妊娠で胎児溶血性疾患を予防するために投与するものはどれか。

① オキシトシン

② 抗D免疫グロブリン

③ インスリン

④ ビタミンK

⑤ MgSO₄

正解:②


問174 ★★★

妊娠28週。

75gOGTTで妊娠糖尿病と診断された。

助産師の保健指導として最も適切なのはどれか。

① 糖質を完全に禁止する。

② 食事療法と適度な運動療法について説明する。

③ 甘い物だけ禁止する。

④ 水だけ飲むよう勧める。

⑤ 分娩まで安静のみ指導する。

正解:②

解説

妊娠糖尿病では栄養療法が基本であり、必要に応じてインスリン療法を行う。


問175 ★★★

妊娠34週。

超音波検査でAFIが著しく低値であった。

最も考えられるものはどれか。

① 羊水過少

② 羊水過多

③ 双胎

④ 巨大児

⑤ 前置胎盤

正解:①


問176 ★★★

産後2週間。

乳房に限局した硬結と軽度疼痛があるが、発熱は認めない。

最も考えられるものはどれか。

① 乳汁うっ滞

② 乳腺膿瘍

③ 敗血症

④ 子宮内感染

⑤ 子宮復古不全

正解:①


問177 ★★★

出生後2時間。

児が振戦を認め、血糖値は30mg/dLであった。

最も考えられるものはどれか。

① 新生児低血糖

② 新生児黄疸

③ 新生児敗血症

④ TTN

⑤ RDS

正解:①

解説

新生児低血糖では

  • 振戦

  • 哺乳不良

  • 無呼吸

  • けいれん

などを認める。


問178 ★★★

妊婦がNIPTについて相談に来た。

助産師として最も適切な対応はどれか。

① 検査を受けるよう勧める。

② 検査を受けないよう勧める。

③ 検査の利益・限界・偶発所見について説明し、自己決定を支援する。

④ 家族だけへ説明する。

⑤ 助産師の考えを伝える。

正解:③

解説

NIPTは非確定的検査であり、十分な情報提供と遺伝カウンセリングの考え方に基づく支援が重要である。


問179 ★★★

助産録に誤記を発見した。

最も適切な修正方法はどれか。

① 修正液で消す。

② 元の記載が判読できるよう訂正し、訂正者・日時を明記する。

③ ページを破棄する。

④ 全て書き直す。

⑤ 記録しない。

正解:②

解説

診療録・助産録は法的文書であるため、改ざんと誤解される修正は避け、適切な訂正方法を行う。


問180 ★★★

妊娠39週。

分娩監視中、胎児心拍数基線90回/分が4分間持続している。

助産師が最も優先して行うべき対応はどれか。

① 経過観察する。

② 医師へ速やかに報告し母体体位変換など胎児蘇生処置を開始する。

③ 食事を勧める。

④ 歩行させる。

⑤ 沐浴を行う。

正解:②

解説

持続する高度徐脈は胎児機能不全を示唆する。母体体位変換、必要に応じて子宮収縮薬の中止、酸素投与(施設方針に従う)、輸液など胎内蘇生を行い、速やかに医師へ報告する。
問181 ★★★

Aさん(32歳、初産婦)。妊娠39週4日。

陣痛開始から7時間が経過している。NSTでは基線150回/分、基線細変動は正常であるが、陣痛のたびに遅発一過性徐脈を繰り返し認める。

助産師が最初に行う対応として最も適切なのはどれか。

① 歩行を勧める

② 左側臥位とし医師へ報告する

③ 食事を勧める

④ 内診を繰り返す

⑤ 分娩室から退出する

正解:②

解説

遅発一過性徐脈は子宮胎盤循環不全を示唆する。まず母体体位を左側臥位とし、胎内蘇生処置を開始しながら医師へ速やかに報告する。


問182 ★★★

妊娠30週。

腹囲が急激に増大し、超音波検査でAFI 28cmであった。

最も考えられるものはどれか。

① 羊水過少

② 羊水過多

③ 胎児発育不全

④ 子宮外妊娠

⑤ 切迫流産

正解:②


問183 ★★★

妊娠39週。

児頭娩出後、肩が娩出されない。

McRoberts法を行っても改善しない。

次に考慮される手技として適切なのはどれか。

① Rubin法

② 帝王切開

③ 吸引分娩

④ Kristeller圧出法

⑤ 胎盤用手剝離

正解:①

解説

肩甲難産ではMcRoberts法に続いてRubin法やWood’s screw法などの内回転法を検討する。


問184 ★★★

産後3日。

褥婦が「眠れず、食欲もありません。赤ちゃんのお世話をする気力がありません。」と話している。

助産師が最初に行う対応として適切なのはどれか。

① 「産後は誰でもそうです」と説明する。

② EPDSなどを用いて精神状態を評価する。

③ 育児を中止するよう勧める。

④ 退院を延期する。

⑤ 向精神薬を勧める。

正解:②


問185 ★★★

出生後30秒。

啼泣はなく、筋緊張は低下し、心拍数は50回/分である。

十分な陽圧換気を30秒実施しても改善しない。

次に行う処置はどれか。

① 母乳哺育

② 胸骨圧迫

③ 沐浴

④ 保育器管理のみ

⑤ 採血

正解:②

解説

NCPRでは、有効な換気後も心拍数60回/分未満であれば胸骨圧迫を開始する。


問186 ★★★

妊娠36週。

GBS陽性妊婦が陣痛開始後に入院した。

助産師が確認すべき事項として最も重要なのはどれか。

① 分娩時抗菌薬投与開始の状況

② 母乳分泌量

③ 乳房緊満

④ 悪露量

⑤ 体重増加量

正解:①


問187 ★★★

妊娠11週。

妊婦から「生ハムやナチュラルチーズは食べてもよいですか」と質問された。

助産師の説明として最も適切なのはどれか。

① 制限は不要である。

② リステリア感染予防のため十分注意するよう説明する。

③ 妊娠後期だけ注意すればよい。

④ 加熱しない魚介類のみ注意する。

⑤ 食事制限は不要である。

正解:②

解説

リステリアは胎盤感染を起こし、流産・死産・新生児感染の原因となるため、非加熱食品には注意が必要である。


問188 ★★★

妊娠34週。

妊婦が「胎動が昨日からかなり少ないです」と訴えた。

最も優先される対応はどれか。

① 数日様子を見る。

② NSTなどで胎児状態を評価する。

③ 帰宅を勧める。

④ 水分摂取のみ指導する。

⑤ 次回健診を待つ。

正解:②


問189 ★★★

助産師が出生前診断について説明したところ、妊婦が「先生ならどうしますか」と質問した。

最も適切な対応はどれか。

① 自分の考えを勧める。

② 家族の意見に従うよう勧める。

③ 検査を勧める。

④ 情報提供を継続し、本人の価値観に基づく自己決定を支援する。

⑤ 検査を受けないよう勧める。

正解:④


問190 ★★★

産後4日。

乳房全体の緊満感があり、授乳後には症状が軽減する。発赤や38℃以上の発熱は認めない。

最も考えられるものはどれか。

① 正常な乳汁分泌に伴う乳房緊満(生理的緊満)

② 急性乳腺炎

③ 乳腺膿瘍

④ 子宮内感染

⑤ 敗血症

正解:①

解説

産後3〜5日頃には乳汁分泌が本格化し、生理的な乳房緊満がみられることがある。授乳や搾乳で改善し、発赤や高熱を伴わない点が乳腺炎との鑑別に重要である。
問191 ★★★

Aさん(30歳、初産婦)。妊娠39週1日。

陣痛開始後5時間。

子宮口8cm開大。

NSTでは基線170回/分、基線細変動は最小、遅発一過性徐脈を繰り返している。

助産師が最も優先して行う対応はどれか。

① 経過観察する。

② 左側臥位とし医師へ速やかに報告する。

③ 歩行を勧める。

④ 食事を勧める。

⑤ 沐浴を行う。

正解:②

解説

胎児頻脈・基線細変動減少・遅発一過性徐脈は胎児機能不全を疑う所見である。母体体位変換など胎内蘇生を開始し、直ちに医師へ報告する。


問192 ★★★

妊娠33週。

血圧172/112mmHg。

尿蛋白3+。

右季肋部痛を訴えている。

血液検査ではAST・ALT上昇、血小板減少を認めた。

最も考えられるものはどれか。

① 妊娠糖尿病

② HELLP症候群

③ 前置胎盤

④ 羊水過多

⑤ 切迫早産

正解:②


問193 ★★★

妊娠39週。

破水後、胎児心拍数が60回/分となった。

内診で拍動する索状物を触知した。

助産師が最も優先して行う対応はどれか。

① 子宮底マッサージ

② 胎児先進部を挙上し圧迫を解除する。

③ 食事を勧める。

④ 歩行させる。

⑤ 授乳する。

正解:②

解説

臍帯脱出では胎児先進部による圧迫を解除し、緊急帝王切開の準備を進める。


問194 ★★★

出生直後。

児は無呼吸で心拍数40回/分。

30秒間の有効な陽圧換気後も改善しない。

次に行う対応はどれか。

① 保育器へ移す。

② 胸骨圧迫を開始する。

③ 授乳する。

④ 沐浴する。

⑤ 採血する。

正解:②


問195 ★★★

産後5日。

38.9℃の発熱。

悪臭を伴う悪露。

子宮圧痛を認める。

最も考えられるものはどれか。

① 正常産褥

② 産褥子宮内感染

③ 生理的悪露

④ 乳汁分泌開始

⑤ 尿閉

正解:②


問196 ★★★

妊娠10週。

妊婦が「出生前診断で異常が分かったらどうしたらいいのでしょうか」と涙ながらに相談した。

助産師として最も適切な対応はどれか。

① 中絶を勧める。

② 検査を受けないよう勧める。

③ 正確な情報提供を行い、本人・家族が十分に話し合って自己決定できるよう支援する。

④ 助産師自身の考えを伝える。

⑤ 家族だけに説明する。

正解:③


問197 ★★★

産後3週。

EPDSは15点であった。

最も適切な対応はどれか。

① 様子を見るだけでよい。

② 育児を中止する。

③ 精神科・産科・地域支援につなげ継続支援を行う。

④ 授乳を中止する。

⑤ 入浴を禁止する。

正解:③

解説

EPDS高得点では産後うつ病の可能性があり、早期の評価と多職種による継続支援が重要である。


問198 ★★★

妊娠36週。

GBS陽性。

陣痛開始後2時間で分娩となった。

分娩時抗菌薬投与開始から1時間しか経過していない。

新生児で特に注意すべきものはどれか。

① 新生児ビタミンK欠乏性出血症

② 早発型GBS感染症

③ 生理的黄疸

④ TTN

⑤ 新生児低血糖

正解:②

解説

GBS予防投与は一般に分娩前4時間以上が望ましい。十分な予防投与が行えなかった場合、新生児は早発型GBS感染症に注意して観察する。


問199 ★★★

助産師が電子カルテへ記録した内容に誤入力を発見した。

最も適切な対応はどれか。

① 元データを完全に削除する。

② 記録を残さず修正する。

③ 施設の規程に従い、訂正履歴が残る方法で修正する。

④ 家族へ相談する。

⑤ 修正しない。

正解:③

解説

診療録・助産録は法的文書であり、電子カルテでも施設の運用規程に従って訂正履歴を残すことが重要である。


問200 ★★★★★

Aさん(29歳、初産婦)。

妊娠39週。

妊娠中は妊娠糖尿病で食事療法を行っていた。

分娩は正常経腟分娩で終了。

出生児は4,150g。

出生後30分で児に振戦を認めた。

助産師が最も優先して考えるべき病態はどれか。

① 新生児黄疸

② 新生児低血糖

③ 新生児敗血症

④ 新生児ビタミンK欠乏症

⑤ TTN

正解:②

解説

妊娠糖尿病母体から出生した巨大児では、出生後も胎児期の高インスリン状態が持続し、新生児低血糖を起こしやすい。振戦は典型的な症状であり、速やかな血糖測定と対応が必要である。

【総評】

この200問は、単なる国家試験問題の焼き直しではなく、中林助産師学院の過去の出題テーマから逆算して設計したオリジナル予想問題集です。

構成

  • 基礎100問:知識の定着

  • 強化50問:応用・重要テーマの深掘り

  • 実戦50問:ケースベースで臨床判断を問う内容

受験直前に確認しておきたい頻出テーマ

  • 看護理論・発達理論

  • 母子保健法・母体保護法・労働基準法

  • 妊娠高血圧症候群・HELLP症候群

  • 妊娠糖尿病

  • CTG・NST・BPP

  • 正常分娩・肩甲難産・臍帯脱出

  • NCPR

  • 母乳育児支援

  • 産後うつ(EPDS)

  • 出生前診断と倫理

周辺知識として上記をさらに深掘り学習しておくことをお勧めします。