看護師は海外で働ける?日本の看護師資格は世界で通用するのか徹底解説|オーストラリア・ニュージーランド・イギリス

  • 2026/07/08
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はじめに

近年、日本の看護師不足ばかりが話題になりますが、実は世界全体でも看護師不足は深刻化しています。

日本で看護師資格を取得し、日本で臨床経験を積んだ後、海外へ挑戦する看護師も少しずつ増えてきました。

「日本の看護師資格だけで海外で働けるの?」

「英語はどれくらい必要?」

「どこの国がおすすめ?」

今回は、現在公開されている制度をもとに、海外就職の現状についてまとめます。


世界中で看護師不足が続いている

WHO(世界保健機関)は、世界的な看護師不足を重要な課題として位置付けています。

高齢化の進行、慢性疾患の増加、医療需要の拡大により、多くの国では国内だけで看護師を確保することが難しくなっています。

そのため、

  • オーストラリア

  • ニュージーランド

  • イギリス

  • カナダ

などでは海外から看護師を積極的に受け入れています。


日本人看護師が評価される理由

海外では日本人看護師に対して比較的良い評価をする医療機関も少なくありません。

理由としては

  • 基礎教育がしっかりしている

  • 臨床経験が豊富

  • 丁寧な患者対応

  • 責任感が強い

  • チーム医療への適応力

などが挙げられます。

もちろん国や施設によって評価は異なりますが、日本で数年間経験を積んだ看護師は一定の競争力があります。


海外就職には条件がある

一方で、

「日本の看護師免許だけでそのまま海外勤務できる」

というわけではありません。

多くの国では

  • 英語試験(IELTS・OETなど)

  • 資格審査

  • 現地登録試験

  • OSCEなどの実技試験

  • 看護師登録

といった手続きが必要になります。

つまり、

日本の資格はスタートラインであり、その上に各国の登録制度をクリアする必要があります。


比較的人気の高い国

ニュージーランド

比較的人気が高い国です。

看護師不足が続いており、日本人看護師も毎年就職しています。

ワークライフバランスを重視したい方にも人気があります。


オーストラリア

給与水準が高く、

キャリアアップ制度も充実しています。

都市部では競争率が高い一方、地方では人材不足が続いている地域もあります。


イギリス

NHS(国民保健サービス)の採用が有名です。

医療制度が整備されており、

海外経験を積みたい方には人気があります。


海外勤務までのおおまかな流れ

一般的には

①日本で看護師資格取得

②臨床経験を積む

③英語試験

④資格審査

⑤現地試験

⑥看護師登録

⑦就職

という流れになります。

国によって制度は異なるため、最新情報は必ず各国の看護師登録機関や政府機関で確認する必要があります。


これからの看護師は選択肢が広がる

日本国内でも待遇改善は進んでいます。

しかし今後は

「日本だけ」

ではなく、

「世界で働く」

という選択肢を持つ看護師が増えていく可能性があります。

英語力や臨床経験を積み重ねることで、キャリアの幅は大きく広がります。

海外就職を目指さなくても、

世界基準の知識や視点を持つことは、日本国内で働く上でも大きな武器になるでしょう。


まとめ

看護師という資格は、日本国内だけで完結する職業ではなくなりつつあります。

もちろん現時点では各国ごとの資格審査や語学要件があり、「日本の免許だけで世界中どこでも働ける」わけではありません。しかし、日本で経験を積んだ看護師に対する需要は多くの国で存在しており、海外という選択肢は以前より現実的になっています。

これから看護師を目指す方は、「日本で働く」だけでなく、「世界で活躍する」という視点も持ちながら進路を考えてみる価値があるでしょう。


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補足:Xの内容
超朗報です。世界保健機関(WHO)の予測では、2030年までに世界全体で450万人以上の看護師が不足すると言われています。先進国はどこも高齢化が進んでいるため、「自国でナースを育てる」スピードよりも「高齢者が増える」スピードの方が圧倒的に早く、「英語さえ喋れるなら、ビザの条件を極限まで下げてでも、今すぐ他国から奪い取ってこなければ国が崩壊する」という切羽詰まった状況にあります。 日本で4年制の看護大学を卒業し、約1年以上の臨床経験(1,800時間以上)がある場合、現地のテスト(筆記・実技)と英語力をクリアすれば、現地の大学に入り直すことなく日本の免許を直接書き換えて即座に永住・就労ビザを申請できるルートが確立されています(※専門・短大卒の場合は放送大学などを通して学位授与以降から看護学位を得ると大学卒業と同程度とみなされます)。 具体的にビザや永住権のファストトラック(優遇・高速化)を行っているのは、ニュージーランド、オーストラリア、イギリスです。

ニュージーランド(最も条件が緩い) ニュージーランドでは、深刻な人手不足の専門職リスト「グリーンリスト(Green List)」の最優先職種に看護師を指定しています。 具体的な優遇策「Straight to Residency(即時永住権)」 通常、海外移住で永住権を取るには数年間の現地就労や複雑なポイント制の審査が必要ですが、看護師は「現地の病院で仕事が決まった時点で、現地就労経験ゼロでもその場ですぐに永住権を申請できる」という破格の優遇を行っています。

オーストラリア(ビザ発給が最速)オーストラリアでは、医療従事者のビザ審査の優先順位を最上位に引き上げています。具体的な優遇策「ビザの超高速審査」看護師の就労ビザや技術移住ビザは、移民局の特別枠として申請から「最短1ヶ月未満」で発給されるシステムが稼働しています。さらに、他職種では厳しい年齢制限(通常45歳未満)も、地域や条件によっては緩和されるケースがあります。

イギリス(国を挙げた費用免除)EU離脱で医療従事者が激減したイギリスは、国営保健サービス(NHS)で働く外国人向けに「医療・介護従事者ビザ(Health and Care Worker visa)」を新設しました。具体的な優遇策「ビザ費用の免除」通常、イギリスの就労ビザは申請料や高額な国民保健サービス利用料(サーチャージ)で数十万円かかりますが、看護師はこれらがほぼ全額免除されます。このビザで5年間働けば、イギリスの永住権が簡単に取得できます。 現在の日本の経済成長を考えると、10年後、アメリカなどの先進国の平均年収は日本のそれよりも3-4倍以上に開くことが想定されています。 10年後の例) 日本の看護師の平均年収 700万円 アメリカの看護師の平均年収2500万円 このような状況であれば、国を変えただけで数倍になるため、看護師の国外流出ラッシュになるのはごく自然です。 10年後、「若い世代(20代〜30代前半)の独身ナース」を中心に、海外を視野に入れる人が今の数十倍に増えるのはほぼ確実です。 日本に残る大多数のナースにとっては、海外へ行く人が増えれば増えるほど、国内の病院の「人手不足」がさらに深刻化し、結果として「国内に残ったナースの夜勤負担や業務がさらに過酷になる」という、別の形でのシワ寄せが来るリスクもあります。 海外に出るのが当たり前の時代になるのです。 例えば、ニュージーランドの看護師を目指す場合のルートを以下に示します。 ルート:「学士(Bachelor)」をNCNZの書類審査に出す(学士があれば放送大学でもクリア) 2024年の制度改定により、以前のような数ヶ月の現地実習(CAP)がなくなり、 オンラインの筆記試験(CBT)と現地での実技試験(OSCE)に合格すれば簡単に登録できるようになりました。 必要な条件 日本の正看護師免許を保持していること 過去10年以内に1,800時間以上(約1年分)の臨床経験があること (臨床経験であれば一般の病院だけでなく、介護施設でも精神科でもOK、しかもたったの1年) 英語力:OET 各セクション350点(B)以上 または IELTS 各7.0以上(一部免除・合算ルールあり) →現在、ほとんどの日本からのナースはより簡単なOETを選んでいます。OETのB判定というのは英検でいえば準1級レベルです。 2級が高校2年くらいのレベルであることを考えれば大したことありません。さらに、ナースだけに働く「マジック」もあります。 OETは「出る単語やシチュエーションが最初から全て分かっている」ため、圧倒的なショートカットが可能です。例えば、英検準1級の面接では、社会問題について自分の意見を論理的に語る必要があります。 一方でOETのスピーキングは、「糖尿病の患者に、明日からのインスリン自己注射の手順を説明する」などといったロールプレイ=<いつもやっている内容>を英語でやるだけの試験なんです。要は 「ちょっとチクッとしますよ」「体調に変わりはありませんか?」「何か不安なことはありますか?」というセリフを、「決まった英語の型(フレーズ)」に当てはめて再生するだけで合格点がもらえます。 めちゃめちゃ簡単なんです! 英検準1級にかける労力の数十分の1でOET B判定までいけます! 申請のステップステップ1:資格の認証(TruMeritへの申請)まずは TruMerit(旧CGFNS) という審査機関に、日本の看護専門学校の成績証明書、他学部大学の卒業証明書、看護師免許、英語スコアを提出し、ニュージーランドの基準を満たしているか審査(Credential Verification)を受けます。 ステップ2:看護協会(NCNZ)への申請TruMeritの承認後、ニュージーランド看護協会へ正式に登録申請を行います。 ステップ3:2つのアセスメント試験(CBT & OSCE)の受験書類が通ると、試験の案内が来ます。CBT(知識試験):日本国内のテストセンター(Pearson VUE)でオンライン受験可能。OSCE(実技試験):ニュージーランドのクライストチャーチ(NZSC等)に渡航し、対面で実技試験を受けますが実技で落ちる人はほとんどいません。 ステップ4:免許取得 & 永住権(グリーンリスト)の申請合格すればニュージーランドの正看護師登録が完了。現在、看護師は グリーンリスト(Straight to Residence) に指定されているため一撃で永住権が取得可能です。 なお、ニュージーランドには「年齢制限」もありません。40代だろうが50代だろうが全く問題ありません。50代のフィリピン人ナースとかでも普通に永住権取得しています。